beacon

デュッセルドルフ1部昇格の鍵を握る原口&宇佐美…独誌が「極東からの2人のエース」を特集

このエントリーをはてなブックマークに追加

現地での評価はうなぎのぼりだ

 デュッセルドルフで日本代表MF原口元気とFW宇佐美貴史が評価を高めている。ドイツ誌『キッカー』が伝えた。

 それぞれ1部クラブからのレンタルでフォルトゥナに加わった2人。冬にヘルタ・ベルリンから送り出された原口は、脳震とうによる離脱を強いられながらもすぐさまフリードヘルム・フンケル監督の信頼を勝ち取った模様だ。一方で、昨夏にアウクスブルクからやってきた宇佐美は、シーズン前半戦は同じ時期に加わったベルギー人MFベニト・ラマンとのポジション争いに敗れ、新天地で苦しんでいたようにも見えていた。

「極東からの2人のエース」と題された『キッカー』の記事曰く、その当時「ラマンにとって宇佐美は大したライバルではなかった」とのことだ。だが、それはクラブが「ヘルタから原口をレンタルで加えるまでの話」である。記事には、ここに来て宇佐美も高いレベルのプレーを維持し、結果もついてきていると記されている。また宇佐美は原口と同様、1部レベルのキープ力を持ち、それを早いテンポのなかでも示せていることが、今になってポジション争いにおける大きなアドバンテージになっているとも分析されている。

 さらに『キッカー』は宇佐美のシュート技術について「彼に立ち向かえるものはいない」とその無双ぶりを指摘した。これまでの5ゴールだけではなく、質の高いセットプレーにおいてもその事実が反映されると述べられている。また、主将のMFオリバー・フィンクは2人を「違いを生み出す」と称賛する一方、DFアンドレ・ホフマンは「彼らは攻撃をしかけ、僕らに対する負担を軽減してくれるし、守備も頑張っているよ」とその献身的なプレーをたたえる言葉も紹介された。

 なお、フォルトゥナは11日に行われる第26節でアウェーでデュイスブルクと対戦する。右ウィングで宇佐美とポジションを争うラマンは胃腸炎でここ数日間練習を控えていたため、フンケル監督は前節に続き、日本人2選手を両ウィングに置く布陣を選ぶと見られる。

●海外組ガイド
●ブンデスリーガ2017-18特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP