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ハリルに猛アピール!宇佐美は“覚醒”4戦連発、原口は復調「前回よりは今回」

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FW宇佐美貴史が驚異の4試合連続ゴール

 ロシアW杯に向け、出場機会を得るためにドイツ2部デュッセルドルフに移籍したFW宇佐美貴史、FW原口元気が躍動している。11日、ブンデスリーガ2部第26節デュイスブルク戦に左右サイドハーフで先発した日本人コンビは持ち味を生かして攻撃を牽引し、勝利に導いた。

 加入後、チームを3連勝に導いた原口は2月2日の第21節ザンドハウゼン戦(1-0)で脳震とうを起こし、3試合を欠場。「徐々に徐々にって感じで、前回よりは今回という感じ」。復帰後は調子を取り戻し、この試合ではスピードを生かした突破で何度もカウンターの起点となり、前半32分には左サイドから素早くカットインし、右足で強烈なミドルシュートを放った。原口の復帰とともにチームは再び2連勝。現地メディアからも高い評価を受けたが、「点に絡みたかった」と満足しなかった。

 2人はこの試合でダービーマッチ独特の雰囲気を感じたという。原口が「ダービー独特の重さが両チームにあったと思う。緊張感なのか分からないけど、独特の雰囲気があった」と話せば、宇佐美も「元気くんとも話してたけど、なんでか分からないけど前半は重かった」と口を揃えた。

「ダービーだからというのもあると思うけど、僕らがボールを保持したときに相手は引いて、ガンガンくる感じじゃなかった。ボールはわりと動く中で、人もボールと同じテンポで動いていたので、重く感じたというか。前半はどっちつかずのゲームだったかなと思います」(宇佐美)

 ダービー独特の雰囲気の中、先制点は前半40分に生まれた。宇佐美と原口がロングフィードに猛然と走り込み、2人で相手を挟んでボールを奪取。宇佐美から原口へのパスは阻まれたが、こぼれ球をMFオリバ・フィンクがキープし、FWロウベン・ヘニングスの先制点につながった。原口は「うまく先制点を取れたのが大きかった。あれはロウベンの力。俺と貴史がうまく挟み込んでボール取れたってのも(笑)」と振り返った。

 終了間際には宇佐美が驚異の4試合連続ゴールを記録。後半43分、ゴール前の横パスにダイレクトで反応し、低く押さえたシュートでGKの股間を抜いた。ロンドン五輪世代の2人はコンディションを上げ、揃って好パフォーマンスを発揮。日本代表メンバー入りへ猛アピールした。

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