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酒井宏は右腰痛めて負傷交代…マルセイユはリヨンに逆転許し上位対決落とす

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DF酒井宏樹は負傷交代となった

[3.18 リーグ1第30節 マルセイユ2-3リヨン]

 リーグ1は18日に第30節を行い、日本代表DF酒井宏樹所属のマルセイユはホームでリヨンと対戦し、2-3で敗戦。酒井は右SBで先発したものの、右腰部分を痛め、前半34分に交代となった。

 マルセイユは15日のヨーロッパリーグ決勝トーナメント2回戦から先発メンバーの変更は1人のみ。1トップのFWコスタス・ミトログルとFWバレール・ジェルマンを入れ替えた。勝ち点59で3位のマルセイユと勝ち点54で4位のリヨンにとって、ともにUEFAチャンピオンズリーグ出場圏内の2位モナコ(勝ち点66)の位置を狙った激しい上位対決となった。

 序盤から決定機をつくる両者。リヨンは前半28分、PA手前でボールを受けたFWベルトラン・トラオレがMFマキシム・ロペスのマークをかいくぐって強烈な左足シュートを放つ。しかしGKスティーブ・マンダンダが右手一本でスーパーセーブをみせた。一方、マルセイユは直後の29分、FWバレール・ジェルマンがPA右手前から右足を振り切るが、ボールは相手GKの正面に収まった。

 マルセイユが前半31分に先制に成功。FWディミトリ・パイェが左サイドからFKを放つと、ファーサイドのDFアディル・ラミが頭で落とし、最後はDFロランドが右足で押し込んだ。酒井は得点シーンには絡まず、右腰部分を痛めて一時ピッチ外に。再びピッチの中に戻るも34分には倒れ込んでしまい、右腰を押さえながらスタッフの肩を借りて、DFブナ・サールと交代になった。

 リヨンは前半40分、FWマックスウェル・コルネが守備陣の間を抜けて左足シュートを放つが、再びマンダンダの右手によってはじかれ、左ポストに当たってゴールならず。しかし42分には右サイドからのクロスを再びコルネが合わせ、ラミに当たったボールはそのままゴールへ。リヨンはオウンゴールで同点に追いついた。

 前半を1-1で折り返すと、後半7分にリヨンが逆転ゴールを決める。右サイドのトラオレが切り返してPA手前中央にパス。走り込んだMFホッセム・オーアルが狙いすました右足ダイレクトを放ち、ゴール右隅に流し込んだ。

 追いつきたいマルセイユは交代カードを2枚切り、後半19分にジェルマンに代えてミトログルを、29分にはMFルーカス・オカンポスに代えてMFモルガン・サンソンを投入する。すると39分、パイェが中央突破から縦パスを送り、相手DFに当たったボールは高く上がってそのままPA内へ。最前線のミトログルがヘディングシュートを放ち、山なりのボールは相手GKの頭上を越えてゴールに吸い込まれた。

 しかし諦めないリヨンが終盤に勝ち越す。後半45分、後方からのロングボールをFWマリアーノがヘディングで前線に送ると、後半19分に投入されたFWメンフィス・デパイがヘディングシュートを放つ。緩やかな弾道にマンダンダはタイミングをはずされて、ボールはそのままゴール右隅に決まった。

 試合は3-2でリヨンが勝利。2位モナコ(勝ち点66)に追いつきたい3位マルセイユ(勝ち点59)だが、勝ち点7差を縮めることができず。逆に、4位リヨン(勝ち点57)とは勝ち点2差に縮まる結果となった。

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