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バイエルン、前人未到の6連覇達成!! 5年前の指揮官、ハインケスが再び戴冠

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バイエルンがブンデスリーガ史上初の6連覇を達成した

[4.7 ブンデスリーガ第29節 アウグスブルク1-4バイエルン]

 ブンデスリーガで首位を独走中のバイエルンは7日、第29節アウグスブルクとのアウェーゲームに臨み、4-1で逆転勝ちを収めた。これで2位シャルケとの勝ち点差は『20』。5試合を残した状態で優勝が決まり、ブンデスリーガの歴史で初めてとなる6連覇を成し遂げた。

 バイエルンはユップ・ハインケス監督指揮下の2012-13シーズン、ブンデスリーガ、欧州CL、DFBポカールの3冠制覇をドイツ勢で初めて達成した。それ以降、国内リーグでは他を寄せ付けることなく、ジョゼップ・グアルディオラ、カルロ・アンチェロッティ体制で連覇を継続。今季は史上初の5連覇に導いたアンチェロッティ監督が途中解任されるという出来事もあったが、通算4度目の就任となったハインケス監督の下で見事に金字塔を打ち立てた。

 そんな歴史的な一戦は、思わぬ形で動いた。前半18分、バイエルンは最終ラインのDFジェローム・ボアテングがパスコースを探していると、FWセルヒオ・コルドバのプレスを受けてボールロスト。U-20W杯で日本代表と対戦したベネズエラ代表ストライカーのシュートはGKスベン・ウルライヒがブロックしたが、跳ね返りがカバーリングに入ったDFニクラス・ズーレの頭に当たってオウンゴールとなった。

 それでもバイエルンは前半32分、FWアリエン・ロッベンのカットインで相手を押し込み、MFコランタン・トリッソが右サイドに展開。DFヨシュア・キミッヒのクロスはいったん相手DFに防がれたが、こぼれ球を拾って再びクロスを配給すると、ゴール前にフリーで走り込んでいたトリッソが落ち着いて頭で決め、試合を振り出しに戻した。

 攻勢を緩めないバイエルンは前半35分、キミッヒが頭で狙うもGKマルビン・ヒッツがビッグセーブ。ところが同38分、キミッヒが右サイドを股抜きでえぐると、グラウンダークロスをDFファン・ベルナトがそらし、ボールはファーのMFハメス・ロドリゲスの元へ。今季から加入したコロンビア代表アタッカーが左足で落ち着いて流し込み、前半のうちに試合をひっくり返した。

 1点リードで後半を迎えたバイエルンは17分、左サイドでトリッソがクロスを上げると、ファーサイドのズーレが頭で落とし、さらに逆サイドのJ・ロドリゲスが折り返す。ボールは右サイドの角度がないところへ流れたが、ロッベンが左足ボレーでニアサイドを撃ち抜き、リードを2点に広げて勝敗を決定づけた。

 その後も安定したパスワークを繰り出し続けたバイエルンはアウグスブルクの追撃をまったく寄せ付けず。すると後半42分、左CKを頭で合わせたFWサンドロ・ワーグナーが追加点。4-1で歓喜のタイムアップを迎え、6年連続での戴冠が決まった。第29節での優勝決定はグアルディオラ体制下の13-14シーズンの第27節、ハインケス前回指揮下の12-13シーズンの第28節に続いて、史上3番目のスピード記録となった。

●ブンデスリーガ2017-18特集
●海外組ガイド

データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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