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2-0は危険なスコア…チェルシーが大逆転勝利!吉田フル出場のセインツは8分間でまさかの3失点

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オリビエ・ジルーが2ゴールで逆転勝ちの立役者に

[4.14 プレミアリーグ第34節 サウサンプトン2-3チェルシー]

 プレミアリーグは14日、第34節を行った。チェルシーは敵地でDF吉田麻也の所属するサウサンプトンと対戦し、3-2で勝利した。2試合連続先発の吉田はスペイン代表FWアルバロ・モラタを完全に抑え込んだが、勝利には結びつかなかった。

 降格圏18位に沈むサウサンプトンは、前節アーセナル(2-3)に敗れ、3連敗。リーグ戦6試合未勝利(2分4敗)となった。スタメンは、アーセナル戦で退場となったDFジャック・スティーブンスに代わってDFヤン・ベドナレクがリーグ戦初先発となった。一方の5位チェルシーは、前節ウエスト・ハム(1-1)と引き分け、4位トッテナムとの勝ち点差が『10』に広がり、トップ4入りは厳しい状況に。先発はその試合から2人変更し、DFアンドレアス・クリステンセンとDFダビデ・ザッパコスタが起用された。

 試合は前半21分に動いた。コンパクトな守りでチェルシーにチャンスを与えないサウサンプトンは、左サイドのスペースへ送られたパスにDFライアン・バートランドが反応。DFセサル・アスピリクエタと競り合いながらも強引に突破し、PA左から中央へ。これをゴール前に走り込んだMFドゥサン・タディッチが左足で合わせ、先制に成功した。

 1点ビハインドのチェルシーは前半29分、MFウィリアンの左CKからザッパコスタが合わせたがGKアレックス・マッカーシーに弾き出される。サウサンプトンは42分、MFジェームス・ワード・プラウズのFKから吉田がヘディングシュートを放つが、追加点とはならなかった。

 前半をリードして終えたサウサンプトンは後半4分、左CKから吉田が飛び込んだが、GKティボー・クルトワと接触してシュートを打てず。その後は、バタバタした状況が続き、チェルシーに押し込まれる時間が続いたが、15分に待望の追加点が生まれる。右サイド敵陣中央でFKを獲得すると、ワード・プラウズがGKクルトワも飛び出せない絶妙なクロスを供給。ファーサイドに走り込んだベドナレクが左足で合わせた。

 ベドナレクがプレミアデビュー戦で初ゴールを挙げたサウサンプトンに対し、チェルシーは後半16分に2枚替えを敢行。ザッパコスタとモラタを下げ、FWペドロ・ロドリゲスとFWオリビエ・ジルーを投入し、攻勢を強める。すると25分、左サイドからDFマルコス・アロンソのアーリークロスをジルが頭で合わせ、1-2。ジルの移籍後プレミア初ゴールで1点差に詰め寄った。

 さらにチェルシーは後半30分、相手陣内でパスを回すと、PA左脇でボールを受けたウィリアンが対峙した相手を揺さぶってクロスを供給。これをPA内でフリーのMFエデン・アザールが受け、左足で落ち着いて決め、2-2と同点に追いつく。33分には、FKからPA左でパスを受けたアザールのクロスから混戦となり、最後はジルが左足でゴール右隅に流し込み、3-2。わずか8分間で試合をひっくり返した。

 試合は試合を優勢に進めたチェルシーが3-2で逆転勝ち。2試合ぶりの白星を飾った。一方のサウサンプトンは、まさかの3失点で4連敗。7試合勝利なし(2分5敗)となった。

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