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ジダン頭突き事件のマテラッツィ氏、CL退場のブッフォンに理解「彼も血の通った人間」

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ブッフォン騒動に言及した元イタリア代表のマルコ・マテラッツィ

 元イタリア代表のマルコ・マテラッツィ氏は、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)準々決勝レアル・マドリー戦で主審に抗議したユベントスのGKジャンルイジ・ブッフォンについて自身の見解を示した。イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が19日、伝えている。

 ユベントスは11日、欧州CL準々決勝でレアル・マドリーとの第2戦に挑んだが、第1戦での3点のビハインドから奇跡は起こせず、2試合合計3-4でベスト8敗退が決定した。キャリアで最後となるはずの欧州CLを戦っていたブッフォンは、勝負を分けた後半アディショナルタイムのPKの判定に抗議して退場。試合終了後も主審マイケル・オリバー氏について、「スタンドでポテトチップでも食べているべき」「心があるべき場所にゴミ箱がある」などと歯に衣着せぬ発言で非難していた。

 ブッフォンとともにイタリア代表で戦い、2006年ドイツW杯を制したマテラッツィ氏は、当時の決勝の舞台において、現役最後の試合に臨んでいたジネディーヌ・ジダンを挑発して頭突きを誘い、退場に追い込んだ当事者としても知られる。現役最後かもしれない欧州CLにおいて、同じく退場という形でピッチを去ったユベントス主将を元インテルDFは支持した。

「ユニフォームの下には、鼓動を打ち、血が通った1人の人間がいるんだ。私はジジの行動をリスペクトする。ああいう状況では、大事な目標が遠ざかってしまったかのように感じる。起こりうることだ。しばらく経ってから、彼が同じことを言うかどうか聞いてみたい。私も過ちは何度も犯したことがある。大切なのは、彼を理解してあげることだと思う。もしかしたらいつか、彼が謝る日がくるかもしれない。皆、人間なんだ」

 最後には、人望あるブッフォンと自身を比較し、「もしあれが自分だったとしたら、どれほどの人がジジを擁護したように私を支持してくれたか見てみたいよ」と皮肉で締めくくっている。

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