beacon

ベンゲル退任発表のアーセナル、ウエスト・ハムを4発撃破も…エジプト代表MFが負傷交代

このエントリーをはてなブックマークに追加

先制点を決めたナチョ・モンレアル

4.22 プレミアリーグ第35節 アーセナル4-1ウエスト・ハム]

 プレミアリーグは22日、第35節を行った。アーセナルはホームでウエスト・ハムと対戦し、4-1で勝利した。

 20日にアーセン・ベンゲル監督が今季限りで退任することを発表したアーセナル。26日にヨーロッパリーグ準決勝アトレティコ・マドリー戦を控えているため、前節ニューカッスル戦から5人を入れ替え、GKダビド・オスピナやFWダニー・ウェルベックを先発起用した。一方で、GKペトル・チェフやMFメスト・エジル、MFジャック・ウィルシャーはベンチから外れた。

 前半9分にMFグラニト・ジャカの左CKからDFローラン・コシールニーがヘディングシュートを放ち、アーセナルが立ち上がりから攻め込んだが、DFシュコドラン・ムスタフィが背後を取られるなど、不安定な守備を露呈した。23分にはPA手前で横パスをつなぎ、ウェルベックがPA右で後方に落としたボールをDFエクトル・ベジェリンが右足シュート。決定機だったが、枠を大きく外れた。

 さらにアーセナルは前半34分、ペナルティーアーク右でFKを獲得し、ジャカが壁の左へ蹴り込んだがGKジョー・ハートがストップ。35分には、右サイドをオーバラップしたベジェリンのクロスからウェルベックが頭で合わせるも決めきれなかった。

 すると、アーセナルは前半40分にアクシデント発生。MFマーク・ノーブルと競り合ったMFモハメド・エルネニーが左足を負傷し、担架でピッチを後に。その際、エルネニーは涙をぬぐうように顔をユニフォームで隠していた。W杯に出場するエジプト代表の中心選手だけに怪我の状況が心配される。

 試合はスコアレスで折り返した後半立ち上がりに動いた。6分、左CKからジャカが蹴り出したボールをDFナチョ・モンレアルが左足ボレー。これがゴール左隅に決まり、アーセナルが先手を取った。

 残留争いから一歩抜け出すために勝ち点が欲しいウエスト・ハムは、後半15分に2枚替え。MFジョアン・マリオとMFエジミウソン・フェルナンデスに代え、MFマヌエル・ランシーニとFWハビエル・エルナンデスを入れる。すると、19分に同点に追いつく。左クロスから波状攻撃を仕掛け、PA手前でMFシェイク・クヤテのパスを受けたランシーニがPA左へ送ると、FWマルコ・アルナウトビッチが反転から左足シュートを突き刺し、試合を振り出しに戻した。

 追いつかれたアーセナルは後半25分、FWアレックス・イウォビを下げてFWピエール・エメリク・オーバメヤンを入れ、攻撃の活性化を狙った。34分には、PA左角からウェルベックが右足でゴール右隅の際どい位置に蹴り込んだが、GKハートに弾き出される。それでも37分、左サイドからMFアーロン・ラムジーが右足でクロスを上げると、オーバメヤンには合わなかったが、そのまま右サイドネットに吸い込まれ、2-1。ラッキーな形で勝ち越しに成功した。

 さらにアーセナルは後半40分、ウェルベックがペナルティーアーク内から右横のオーバメヤンにつなぎ、PA右からFWアレクサンドル・ラカゼットが右足を振り抜くと、相手に当たってゴールネットを揺らし、3-1。43分には、ウェルベックに代えてDFカルム・チャンバースを入れ、試合を閉めにかかると、44分にラカゼットがダメ押し。終わってみれば、アーセナルが4-1で勝利し、トップ4入りに望みをつないだ。

●プレミアリーグ2017-18特集

データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

TOP