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「私がサラーを売ったというのは嘘」反論するモウリーニョ、サラー売却はクラブの判断と主張

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 ジョゼ・モウリーニョ監督は、チェルシー時代にエジプト代表FWモハメド・サラーを売却したのはクラブ側の判断だったと反論した。『ESPN』ブラジル版に語った内容を『スカイ』が報じている。

 サラーは2013年にバーゼルからチェルシーに加入したが、約1年でフィオレンティーナに放出された。今季、ローマからリバプールに加入。プレミアに復帰すると、ここまで公式戦43ゴールと爆発し、PFA年間最優秀選手賞を受賞。クラブにとって10年ぶりとなるUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)4強進出の原動力となった。

 サラーの大ブレークを受けて、批判を受けたのがモウリーニョ。開花したストライカーの放出に絡んでいたのではないかと報じられ、「みんなは私がサラーを売ったと言っているが、実際はその逆だよ。私がサラーを買ったんだ」と退団への関与を否定した。

「チェルシーが彼を売ったんだ。OK? 私が売ったというのは嘘ばっかりだよ。私が彼を買ったんだから。彼をレンタル移籍させることには同意していた。それは必要なことだったからね」。今になって掘り返された“裏話”を明かしたモウリーニョは、当時のサラーが肉体的にも精神的にもまだ未完成だったと振り返った。

「だが当時の彼はまだ若かった。肉体的にも精神的にも準備ができていなかった。社会的にも文化的にもまだ馴染んでいなかったしね。当時の彼にとっては、すべてがタフだったんだ」

「私たちは彼をレンタルすると決めた。彼もそれに同意した。彼は成長するため、もっと出場時間を必要としていた。だからフィオレンティーナにレンタルしたんだ。フィオレンティーナに行ってから、彼は成長しはじめた」

「サッカーでは失敗がつきものだ。私たちが想定しないかたちで成長する選手もいるし、思ったより伸びてこない選手もいる。だからこれが失敗だとも思わない。それも仕事のうちのひとつだからね」

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