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ついにリーガ史上初のVAR介入…おかげで22歳FWが歴史的ハットトリック

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VARの寄与もあり、セビージャ初陣でハットトリックを記録したFWアンドレ・シウバ

 2018-19シーズンからビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)を導入しているリーガ・エスパニョーラだが、開幕節3日目の19日、ついに主審がVARの助言を受けて判定を覆すという事案が起きた。スペインメディア『アス』が報じている。

 リーガ史上初の歴史的判定が下されたのはラージョセビージャ戦の後半34分。セビージャMFフランコ・バスケスの浮き球パスにFWアンドレ・シウバが抜け出し、左足シュートでリードを4点に広げたという場面だ。

 PA内中央で突破しようとしたA・シウバの後方には、ディフェンスがラインを構成しており、周辺だけを見れば完全にオフサイド。だが、PA内左寄りでは別の選手に釣られたDFが深い位置を取っており、映像で見れば横並びになっていたことが分かった。

 副審はフラッグを上げたため、主審は一度はオフサイドを宣告していたが、まもなくVARのオペレーションルームとと音声通信を実施。約30秒間にわたってやり取りをかわすと、ピッチ脇モニターでの確認を経ずして、A・シウバのゴールが認められるに至った。

 なお、A・シウバはこれでハットトリックを達成。今夏の移籍でミランから加入していたが、『オプタ』によるとリーガデビュー戦でのハットトリックは今世紀初の偉業となった。リーガ史上初のVAR介入事案とともに、22歳のアタッカーが歴史に名を残した形だ。

 この一戦では後半39分にも、ラージョが敵陣で得たFKがVARの介入でPKに変更。これを生かして1点を取り返したラージョだったが、試合は1-4で終了している。

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