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「ブンデス1部に挑む日本人8人」FOXアジア版がドイツ1部で開幕を迎える日本人選手を特集

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日本人8選手が今季のブンデス1部に挑む

 北米大手メディア『FOX』のアジア版が、ブンデスリーガ1部に在籍している日本人特集を展開している。

 記事では「ブンデスリーガの2018-19シーズン開幕を前に、アジアからは日本人選手が8人ドイツ1部に送り込んでいる」と紹介。

 マインツの武藤嘉紀はニューカッスルへ。そしてハンブルガーSVの酒井高徳、伊藤達哉は2部降格のため、それぞれドイツ1部から遠ざかってしまったが、それでも8人の選手を送り込んでいる日本は、ドイツ1部においてアジア最多の数字となる。

「日本の才能は、これまでドイツサッカー界と強く結び付いてきた。奥寺康彦はヨーロッパのカップ戦で頂点に立った初のアジア人となり、その後高原直泰、岡崎慎司、武藤嘉紀もドイツでプレーした」

 日本人選手がブンデスリーガに多く在籍している点を強調しつつ「今季のブンデスリーガには、6つのクラブに8人の日本人がいる」として、各選手を次のように伝えた。

香川真司(ドルトムント)
 2010年にドルトムントに加わり、マンチェスター・ユナイテッドに移籍した2年間を除いて、そのキャリアはドルトムントとともにあった。おそらくヨーロッパでプレーするアジア人で最も著名な選手の一人とも言える。

 昨シーズンは19試合5ゴールの成績を残し、チームの上位フィニッシュに貢献した。また、ドルトムントは常に3位以内を争う成績で競ってきたこともあり、中盤の選手には攻撃面で貢献する高い能力が求められる。

長谷部誠(フランクフルト)
 2018年のロシアW杯終了後、代表からの引退を表明したが、そこに至るまで8年以上にわたって日本代表を統べる存在だった。彼は今年でブンデスリーガ12年目のシーズンを迎える。

 現在34歳の長谷部は、リーグ戦250試合以上に出場し、ボルフスブルク時代にはマイスターシャーレを掲げた。昨季、DFBポカール決勝ではバイエルンを破って、フランクフルトにカップタイトルをもたらしている。

鎌田大地(フランクフルト)
 長谷部と同様のチームでキャリアを歩んでいるが、昨季加入したフランクフルトでは序盤こそ起用されたものの、シーズンを重ねるにつれて徐々に存在感が薄まっていった。

 それでもバルドシュタディオン(フランクフルトのホーム)で彼の才能は高く評価されているようで、ヨーロッパで通用するほどの才気を秘めているはずだ。

久保裕也(ニュルンベルク)
 ベルギー、ゲントからのレンタルでやってきたが、完全移籍でドイツに留まることができるかどうか、とても興味深い。

 ニュルンベルクは長谷部、清武弘嗣なども在籍したチームで、久保はゲントで59試合22ゴール、スイスのヤングボーイズでは137試合39ゴールの成績を残していた。

 アンドレアス・ボーネマン監督は久保の攻撃面での能力を評価しており、十分に出場機会を与えられそうだ。

浅野拓磨(ハノーファー)
 2年前に加わった、保有権を持つアーセナルではデビューしていないものの、シュトゥットガルトへ2年間のレンタルを経験した。今季はハノーファーでプレーすることとなり、昨季以上の成績を目指して調整を続けている。

原口元気(ハノーファー)
 ロシアW杯ではラウンド16でベルギー相手にセンセーショナルな先制ゴールを奪った。彼は屈強なDFが相手でも、それを打ち破るスピードとスキルを備えている。

 2014年にヘルタ・ベルリンへ加わり、昨シーズンの後半戦はデュッセルドルフへの期限付き移籍でプレーした。27歳にして、ドイツでは3チーム目のクラブとなる。

大迫勇也(ブレーメン)
 W杯でもプレーした日本代表選手。同大会でゴールを奪ったことで、原口と同様に新天地でも評価を高めているようだ。今夏はケルンからブレーメンに移籍を果たしている。

 ブレーメンはここ数シーズン、中位に付けている成績ばかりだが、03-04シーズンにはリーグ優勝を果たし、その後もUEFAチャンピオンズリーグに何度も出場している古豪として知られている。

 ベーザーシュタディオンでの活躍が期待されている大迫だが、ここでも結果を残す可能性は十分にある。ドイツにおける日本人選手の指針になる存在かもしれない。

宇佐美貴史(デュッセルドルフ)
 彼のドイツにおけるキャリアは19歳の時、バイエルンでスタートした。若かりし頃は成功できず、その後古巣ガンバ大阪に復帰した後、2016年から再びドイツに戻ってきた。

 昨シーズンは2部ながら28試合8ゴールの成績を残し、デュッセルドルフの1部昇格に大きく貢献している。

●ブンデスリーガ2018-19特集
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