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バルサの連勝ストップ!! 新加入DFがVAR介入で一発退場、ジローナ相手に2失点ドロー

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一発退場となったバルセロナDFクレマン・ラングレと抗議するMFセルヒオ・ブスケツ

[9.23 リーガ・エスパニョーラ バルセロナ2-2ジローナ]

 リーガ・エスパニョーラは23日、第5節を各地で行い、ここまで4連勝中のバルセロナがホームでジローナと対戦した。前半のうちにビデオ判定で退場者が出て、一時は逆転されてしまう苦しい展開となったが、最後は2-2の引き分けに終わった。

 リーガ20チーム中唯一の開幕4連勝を続けるバルセロナはUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)のPSV戦(○4-0)から中4日で迎える一戦。DFクレマン・ラングレ、MFアルトゥール、MFアルトゥーロ・ビダルの新加入組3選手がそれぞれ初スタメンを果たした。

 立ち上がりから一方的なハーフコートゲームを展開したバルセロナは前半11分、DFネウソン・セメドの突破からビダルがつなぎ、FWリオネル・メッシがドリブルを開始。右ハーフスペースから3人を抜いてシュートを狙ったが、GKヤシン・ブヌがかろうじてかき出した。

 それでも前半19分、試合を動かしたのは得点ランキングトップをひた走るメッシだった。序盤から再三良い崩しを見せていたセメドとビダルがPA内に侵入すると、ビダルの横パスに反応したメッシが左足ダイレクトシュート。見事にゴール左隅を撃ち抜き、先制に成功した。

 ジローナも前半28分、カウンターからMFアレックス・グラネルのスルーパスにFWポルトゥが抜け出し、飛び出したGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンの裏を突いてシュート。ここはDFジェラール・ピケがスライディングでカバーし、かろうじて難を逃れた。

 バルセロナは前半34分、ラングレがMFペレ・ポンスにプレッシャーをかけた際にヒジが顔面に接触し、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が介入。主審がピッチ脇モニターでオン・フィールド・レビューを行った結果、ラングレにはレッドカードが提示された。

 1人少なくなったバルセロナは徐々にプレッシャーに行けなくなると、前半45分、DFジェラール・ピケとMFセルヒオ・ブスケツの連携が乱れたところを突かれ、ジローナFWクリスティアン・ストゥアーニにゴール前を突破される。テア・シュテーゲンがすかさず飛び込んだが冷静に流し込まれ、早くも同点に追いつかれた。

 バルセロナは後半開始時、FWウスマン・デンベレを下げてDFサミュエル・ウムティティを投入し、最終ラインを埋めにかかる。ところがジローナは同6分、MFボルハ・ガルシアのスルーパスに反応したポルトゥのシュートはGKに阻まれたが、こぼれ球をストゥアーニが豪快なミドルで叩き込み、試合を一気にひっくり返した。

 このままでは開幕5戦目にして土がついてしまうバルセロナだが、後半13分にMFイバン・ラキティッチとMFフィリペ・コウチーニョを揃って投入。すると同18分、コウチーニョとのワンツーで抜け出したメッシがクロスを送ると、FWルイス・スアレスがニアで残し、相手に当たったディフレクションをピケが頭でゴールに押し込み、再び試合が振り出しに戻った。

 ここからは11人のジローナが5-4-1のブロックで自陣を固め、10人のバルセロナが一方的に押し込むという展開。だが、ひとたびボールを奪えばカウンターの脅威を見せてくるジローナに対し、人数をかけた攻撃はなかなか繰り出せない。2-2のままタイムアップを迎え、R・マドリーと並んで今季の成績を4勝1分とし、第5節にして全勝チームはなくなった。

●リーガ・エスパニョーラ2018-19特集

データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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