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午前中は学校、夜はピッチで“テスト”…フルハムの15歳MFがクラブ最年少デビュー

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フルハム史上最年少でデビューを果たしたMFハービー・エリオット

 25日に行われたカラバオ杯(リーグ杯)3回戦でフルハムに所属するMFハービー・エリオットが15歳でデビューを果たした。英『BBC』が伝えている。

 ミルウォール(2部)の本拠地に乗り込んだフルハムは、前半7分にDFジョー・ブライアンが先制点を挙げると、後半に1点を返されたが3-1で快勝。その中で、後半36分に背番号56をつけたイングランド人MFがFWフロイド・アイテとの交代でピッチに入った。同紙によると、エリオットは15歳174日でクラブ史上最年少デビューだという。

 2003年4月4日生まれのエリオットは、フルハムユース育ちの右MF。主にU-18プレミアリーグでプレーしている。今回、トップデビューを果たしたエリオットに対し、スラビシャ・ヨカノビッチ監督は「彼はクオリティの高いボールコントロールとスピードを見せた。我々は彼の将来は明るいものだと信じている」と大きな期待を寄せた。

 さらに指揮官は、エリオットのデビューに向けて細心の注意を払っていたようだ。「彼は水曜日の朝に学校に通わなければならない。火曜日の午前中にはいくつかの試験を受けていた。だから、彼がプレーするかもしれないことを知らせなかった。何らかのトラブルに陥れたくなかったからね。そして、彼をこのレベルでテストしたんだ」と明かした。

 すでにバルセロナ、チェルシー、ドルトムント、マンチェスター・シティがフルハム期待の新星に興味を示している模様。ヨカノビッチ監督は「英語で間違った表現かもしれないが、彼は傲慢でポジティブな選手だ。いずれにせよ、非常に優れた選手であるとお伝えしておこう」と語った。

 ちなみにエリオットは15歳5か月21日でのデビューとなったが、日本でのJ1最年少出場はFW森本貴幸(現福岡)の15歳10か月6日。直近では、FW久保建英(現横浜FM)が15歳5か月1日でJ3デビューを果たし、J1では16歳5か月22日で初出場した。

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