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「この記憶を忘れることはできない」墜落現場目撃のシュマイケルが苦しい胸の内を吐露

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レスター・シティGKカスパー・シュマイケル

 レスター・シティのデンマーク代表GKカスパー・シュマイケルは、クラブ会長が犠牲となったヘリコプター事故の記憶を払拭することはできないだろうと苦しい思いを明かした。

 10月27日のウエスト・ハム戦後に、キングパワー・スタジアムから離陸したビチャイ・スリバッダナプラバ会長の所有するヘリコプターはスタジアム駐車場に墜落。同会長を含む搭乗者5人全員が犠牲となる大惨事が起きた。

 大きな悲しみに包まれる中、事故から1週間後の3日に行われた会長逝去後初の公式戦となった敵地でのカーディフ・シティ戦で、レスターは1-0で勝利。会長とその家族への勝利を手にした後、ヘリコプター墜落現場に居合わせたシュマイケルはインタビューで事故について口を開いた。

「僕はあの時ピッチにいて、彼に手を振っていたんだ。残念だけれど、このことはこれからも僕の中に居続けるだろう。起きたことすべてを目撃した。もちろん良い記憶ではないが、必要な支援を施してもらった。クラブの対応は素晴らしく、必要な人全員が適切なサポートを受けられたと思う」

「本当にタフだった…でも会長と彼の家族のために戦いたかった。僕たち全員が家族の一員を失ったのだから、団結して戦いたかった。これまでの思い出、彼が築き上げたファミリー、彼が根付かせたカルチャー、彼がいなければこれらすべてがなかった。彼がこのクラブのトップに立ったとき、クラブは心許ない状況だったが、彼がもたらしたものは本当に素晴らしかった」

 カーディフ戦後、シュマイケルや岡崎慎司をはじめ所属する選手たちはタイに渡航し、スリヴァッダナプラバ会長の葬儀に参列した。

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