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ラツィオが死闘制して伊杯4強へ! インテルは延長後半ATに劇的同点弾決めるも…PK戦で屈する

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ラツィオがコッパ・イタリアのベスト4に進出

[1.31 コッパ・イタリア準々決勝 インテル1-1(PK3-4)ラツィオ]

 コッパ・イタリアの準々決勝が31日に行われ、インテルラツィオが対戦。ラツィオは1-1のPK戦の末、4-3で勝利した。

 4連覇王者のユベントスが30日の準々決勝でアタランタに敗戦。空いた王座を狙うべく、インテルは4-3-3の布陣で前線にはFWマッテオ・ポリターノ、FWマウロ・イカルディ、FWアントニオ・カンドレーバが並ぶ。ラツィオは3-5-2で前線にはFWホアキン・コレアとFWチーロ・インモビーレが起用された。

 前半は拮抗状態が続く。インテルは攻め手に欠き、ラツィオにゴールを狙われるが、GKサミール・ハンダノビッチが好セーブを連発。0-0のまま前半を折り返す。

 後半に入ってもラツィオの攻撃を浴びていたインテルだが、後半17分にチャンスをつくる。中盤のMFジョアン・マリオが右足ミドルを放ち、GKトマ・ストラコシャがはじいたところをカンドレーバが詰めていく。ゴール前の絶好機だが、右足シュートはゴール上に大きくはずれた。

 ラツィオは後半44分に最大の決定機。インモービレが中盤からスルーパスを放つと、途中出場のFWフェリペ・カイセドが相手守備陣の裏に抜け出して右足シュートを放つ。しかし、ハンダノビッチのスーパーセーブに阻まれた。同アディショナルタイムにもインモービレが豪快な右足ミドルを打つが、再びハンダノビッチのセーブに遭った。

 インテルも後半アディショナルタイム4分過ぎに大きなチャンスを迎える。右サイドからのクロスをファーサイドのポリターノが左足シュート。しかしストラコシャがスーパーセーブで防ぐと、途中出場のFWラウタロ・マルティネスがゴール前で右足ボレーを放つがミートせず。ゴール枠外にはずれ、ラウタロは悔しさで何度も地面を叩いた。

 試合は90分間で決着がつかずに延長戦へ。開始前にはラツィオのシモーネ・インザーギ監督が主審に詰め寄ったため、退席処分となった。

 延長前半は0-0のまま折り返すと、延長後半3分に均衡が崩れる。インモービレとカイセドが2度のワンツーパスをやりとりしながら、インモービレがPA内に進入して右足シュート。ボールにはミートしなかったものの、DFダニーロ・ダンブロージオの足に当たってゴールマウスに吸い込まれた。

 インテルは延長後半11分にMFクワドゥオ・アサモアがMFセルゲイ・ミリンコビッチ・サビッチと交錯。主審はアサモアのファウルにレッドカードを提示するも、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)によりイエローカードに変更された。

 しかし、試合はまだ終わらない。インテルは延長後半2分過ぎ、ダンブロージオがPA内でミリンコビッチサビッチと交錯。VARにより肩を当てられたことが確認されてPKを獲得する。イカルディが冷静にPKを決め切り、試合は1-1でPK戦に突入する。

 PK戦は3-3で迎えた先攻・インテルの5人目キッカー、MFラジャ・ナインゴランがシュートを止められる。ラツィオは5人目キッカー、MFルーカス・レイバがしっかりと決め、死闘を制した。

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