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鎌田大地の残留を目指すシントトロイデンSD、“最高レベル”に接近中の関根貴大に期待

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シントトロイデンSDがMF鎌田大地らに言及

 MF鎌田大地は来季もシントトロイデンに残ることになるのだろうか。そして、MF関根貴大は同クラブでどのような状況に置かれているのか。トム・ファン・デン・アベーレSD(スポーツディレクター)はドイツメディアのインタビューでドイツのクラブからレンタルで加わっている2人について話している。

 2017年夏にサガン鳥栖からフランクフルトに渡った鎌田だが、昨夏には出場機会を求めて1年のレンタルでシントトロイデンに加入。ベルギーの地ではリーグ戦18試合の出場で11ゴールを決めるなど5位と好調なシーズンを過ごすチームに大きく貢献。ベルギーメディアでは「前半戦最大のサプライズ」と伝えられるなど注目を集めている。

 そんなチームの得点源となっている鎌田だが、クラブとしてはやはりレンタルの延長を目指しているという。ファン・デン・アベーレSDは、ドイツ『transfermarkt.de』のインタビューで同選手についてこのように語った。

「カマダは彼の人生において初めてFWとしてプレーし、極めて優れたパフォーマンスを見せ続けてくれている。後半戦に入ってからは、相手も彼のことを知るようになったので難しくなっているが、我々は彼を来季もベルギーに残せるよう試みるつもりだ。ただ、この調子でのプレーを続ければ、決して簡単ではないだろう」

 同SDは、選手が評価を高めていることで所属元との交渉も難しくなると予想。フランクフルトがベルギーで成長を遂げた鎌田に新たなチャンスを与える可能性や完全移籍での売却を図ることも考えられるようだ。

 一方、インタビューではファン・デン・アベーレSDはブンデスリーガ2部のインゴルシュタットから加わっている関根についても言及。出場機会をほとんど得られていないことについて問われると、次のように語った。

「彼はシーズンの序盤に負傷し、ほとんどの時間をリハビリに費やすことになったんだ。年末以来負傷もなく、スペインでのキャンプにも参加したし、自身の最高レベルに近づいているところだよ。彼は既に自分の力を覗かせているし、我々は彼に大きな期待を寄せている」

 日本代表DF冨安健洋やMF遠藤航など日本人選手が6人所属するシントトロイデン。その中、ドイツで挫折を味わっていた鎌田はすでにベルギーの地で新たな道を切り開くことに成功。ここに来て負傷を乗り越えた関根も新たな未来が見えてくるのだろうか。

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