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「警告が必要だ」UEFA、欧州CLのVAR導入を前に注意喚起

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ロシアW杯での行為が警告事例とされたイングランド代表DFハリー・マグワイア

 欧州サッカー連盟(UEFA)は7日、イタリア・ローマで通常議会を開催する。これに先立って行われたメディアブリーフィングでは、欧州大会での導入を間近に控えるビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)に関する注意が行われたようだ。『スカイスポーツ』が報じている。

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)では今月中旬から始まる決勝トーナメントの全試合でVARが史上初めて導入される予定。今季のUEFAヨーロッパリーグ(EL)決勝、今夏のUEFAネーションズリーグ(UNL)決勝での採用も決まっており、また来夏の欧州選手権(EURO)では全試合でVARがジャッジに参加する。

 主催大会での導入が次々に控えている中、注意が喚起されたのは選手がVARを要求するジェスチャーを行った際に、きちんとイエローカードが提示されるべきという点だ。競技規則では選手がモニターを描くような動作を過度に行った場合、警告されると定められているが、昨夏のロシアW杯では一度もカードが出されなかった。

 記事によると、説明会場ではロシアW杯決勝トーナメント1回戦イングランド対コロンビア戦でのイングランド代表DFハリー・マグワイアのジェスチャーが例に出された模様。審判長のロベルト・ロセッティ氏は「テレビ画面の形状を示す選手には警告が必要だ」と注意喚起を行ったという。

 また、VARは慎重に運用すべきであるという点も加えて指摘された。本来VARは「はっきりとした明白な間違い」「見逃された重大な事象」にのみ介入できるルール。安易な介入を避けるべく「明らかな介入のために、明らかなイメージを持つべきである」と呼びかけている。

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