パシフィック・リム・カップ2019 Powered byアンダーアーマーの公式記者会見が7日に行われた。大会を特別協賛する株式会社ドームの安田秀一代表取締役CEOは、「ハワイにはとにかく楽しいイベントがある。その中でサッカーが魅力のある、サーフィンに負けない、ビキニガールに負けないコンテンツになることを選手たちはエンタテインメントのプロフェッショナルとして考えてほしい」と発破をかけた。

　パシフィック・リム・カップは日本から2チーム、アメリカMLSから2チームの合計4チームが出場して覇権を争う大会。2008年に開催されたパンパシフィックチャンピオンシップや、2012年に開催されたハワイアン・アイランズ・インビテーショナルに続く大会として、昨年、6年ぶりにハワイで開催され、札幌が初代王者に輝いた。

　今年は日本からはJ2のV・ファーレン長崎と、2年連続出場となる東北社会人リーグ1部のいわきFCが参戦。会見には長崎のDF中村北斗と、いわきFCのMF平澤俊輔、そしてMLSのレアル・ソルトレイクでプレーする元アメリカ代表MFカイル・ベッカーマン、バンクーバー・ホワイトキャップスのDFジェイク・ナーウィンスキーが出席して意気込みを語った。

　中村は「クラブにとって国際試合は貴重な経験になる。楽しみなメンタルでいる。温かい気候の中でいいトレーニングが出来ている」と充実の表情で語る。平澤も「昨年は体の大きいアメリカの選手相手でも通用した。今年も積み上げてきたものを発揮したい」と力を込めた。

　大会は現地時間8日(日本時間9日)に1回戦を開催。長崎はバンクーバー・ホワイトキャップス、いわきFCはレアル・ソルトレイクと対戦する。なお、大会の模様はドームが運営する有明放送局で、全試合がインターネット配信される。(https://pacificrimcup.com/livestream)

(取材・文　児玉幸洋　取材協力 アンダーアーマー)