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日本勢連覇へ向け長崎が決勝へ…ハワイでMLSクラブに3発快勝!新戦力大竹が2G1A

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大竹洋平の2ゴール1アシストの活躍で長崎が勝利した

[2.8 パシフィック・リム・カップ1回戦 バンクーバー1-3長崎 アロハ・スタジアム]

 ハワイで開催されているパシフィック・リム・カップ2019 Powered byアンダーアーマーの1回戦が8日(日本時間9日)に行われ、第2試合ではV・ファーレン長崎がアメリカMLSのバンクーバー・ホワイトキャップスに3-1で快勝した。10日(日本時間11日)の決勝では、レアル・ソルトレイクと対戦する。

 第1回大会だった昨年は、北海道コンサドーレ札幌が優勝。シーズンの勢いに繋げた。長崎もその札幌が決勝で下したバンクーバーを相手に勝利し、日本勢連覇へ向け、勢いをつけたいところだ。

 手倉森誠新監督を招聘して、1年でのJ1返り咲きを目指す長崎は、新戦力12名を補強。この日は大卒ルーキーのDF鹿山拓真(←東海学園大)、高卒のDF江川湧清の長崎U-18先輩後輩コンビでCBが形成されるなど、6人がスタメンに並んだ。

 前半20分に鹿山のミスから相手に決定機を作られてしまうなど、序盤、長崎はミスが目立った。しかし何とか無失点で耐えると、同44分、MF大竹洋平のCKをFW長谷川悠が頭に当てて押し込む、こちらも新戦力2人の力でリードを奪うことに成功する。

 そして後半に入るとすぐに長崎が突き放す。魅せたのは大竹。後半2分、大竹のサイドチェンジからチャンスが生まれると、FWイ・ジョンホの折り返しに、ゴール前に走り込んでいた大竹が左足ダイレクトで合わせる。

 さらに後半4分には右サイドで大竹が自ら仕掛けてエリア内に侵入。切れ味鋭いドリブルで相手を外してシュートコースを作ると、GKの届かないニアサイドに豪快に蹴り込んだ。リードが3点差に広がると、手倉森監督は6名の交代を一気に要求。積極的な動きでゲームを支配した。

 後半36分にCKからMFデイビット・ノーマン・ジュニアにヘディングでゴールを許したが、相手の反撃はこの1点のみ。岡山を契約満了となり、長崎に新天地を求めた29歳MFの2ゴール1アシストの活躍で、長崎が決勝へと勝ち上がった。

 その決勝ではMLSのレアル・ソルトレイクと対戦する。バンクーバーはいわきFCとの3位決定戦に回る。試合の模様はドームが運営する有明放送局で、インターネット生配信される。(https://pacificrimcup.com/livestream)

【大会日程】※試合時間は日本時間
2月11日(月)
3位決定戦
いわきFC 9:30 バンクーバー・ホワイトキャップス

決勝
レアル・ソルトレイク 12:15 V・ファーレン長崎

(取材・文 児玉幸洋 取材協力 アンダーアーマー)

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