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インテルCEO、前節のPK判定に苦言「甚大な損害。VAR採用以降、最大の過ち」

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VARを確認する主審

 インテルのジュゼッペ・マロッタCEOが25日、ミラノ市内で行われたカンディド・デーの式典に出席した際にインタビューに応じ、フィオレンティーナ戦の判定に苦言を呈した。イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が伝えている。

 3位のインテルは24日、フィオレンティーナと敵地で対戦。終盤まで試合を優位に進めていたが、アディショナルタイムに主審がフィオレンティーナにPKを与えたため3-3の同点に終わり、土壇場で3ポイントを取りこぼした。この結果、4位ミランの差とは2ポイント、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)圏外の5位ローマとは3ポイントに迫った。

 PKの判定には、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が採用されたが、誤審が疑われており、指揮官のルチアーノ・スパレッティが不満を露わにしていた。インテルCEOも今回の判定を批判するとともに、今後への影響を危惧している。

「我々は甚大な損害を受けた。あれが試合終了間際ではなく、開始5分であったならば違っただろう。インテルにとって取返しのつかない甚大な損害だった。今シーズンの財政にとって致命傷にならないことを願っている。そうなれば本当に深刻な事態になる」

「サッカークラブの幹部として残念に思う。VARの使用は、綿密で合理的であるべきだ。客観と主観が混同されてVARが使用されている状態には落胆している。だからと言って主審を責める気にもなれない。ただ残念なのは、VARにより客観的な状況になるはずだったということ。今回についても(ダニーロ・)ダンブロージオがボールを手で触ったなどと誰も言えなかったはずだ。信じられないことだ。VARが採用されて以降、最大の過ちであると思う」

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