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事故死FWサラの移籍金未払い問題、ナントの訴えにFIFAが仲裁へ

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追悼が捧げられているFWエミリアーノ・サラ

 飛行機事故で死亡したFWエミリアーノ・サラの移籍金問題は、ついに国際サッカー連盟(FIFA)をも巻き込む一大事に至ったようだ。移籍元のナントは26日、移籍先のカーディフの未払いに関する訴えをFIFAに送付し、FIFAはこれを受理した。

 サラは1月21日夜、フランス・ナントからイギリス・ウェールズ地方のカーディフに向かう際、乗っていた小型飛行機がイギリス海峡付近で行方不明になった。その後、懸命な捜索が続けられていたが、今月3日、海底で見つかった機内で遺体が発見された。

 そんな中、移籍元のナントは1700万ユーロ(約21億円)とされる移籍金の早急な支払いを要求。一方、カーディフは契約を尊重する姿勢は示しつつ、事故の全容が明らかになるまでは支払いを控える方針をとっていた。だが、両クラブ間の交渉はまとまらず、国際機関の仲裁を求めるに至ったようだ。

 イギリス『ガーディアン』によると、FIFAの広報担当者は「ナントからカーディフに対する請求を確認しているが、この段階ではこれ以上コメントできない」との声明を発表。カーディフは「合意に向けて公平性、説明責任を果たすべく努力をしているが、まずは関係当局がこの悲劇に関する事実を決定すべきだ」と述べている。

 事故に関しては現在、飛行機を操縦していたパイロットが商用免許を保持していたかどうかが争点となっており、カーディフ側の主張もこの点についてのものと見られる。なお、パイロットの遺体はまだ見つかっておらず、イギリス『BBC』などは27日限りでの捜索打ち切りを報じている。

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