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乾が恩返し弾で2戦連続ゴールも…アラベスはエイバルに追いつかれドロー

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2試合連続ゴールを記録したMF乾貴士

[3.9 リーガ・エスパニョーラ第27節 アラベス1-1エイバル]

 リーガ・エスパニョーラ第27節が9日に開催され、MF乾貴士所属の5位アラベスはホームで12位エイバルと対戦し、1-1で引き分けた。今冬に期限付き移籍した乾は5試合連続でスタメン出場。0-0の後半13分に2試合連続となる今季2得点目を記録し、加入後初のフル出場を果たした。

 乾にとってエイバルは2015年夏から3シーズンにわたって過ごした古巣。昨年夏に完全移籍したレンタル元のベティスでは12月22日の第17節で対戦を迎えたが、ベンチスタートの乾は出番がなかった。

 初めて敵としてエイバルと対峙した乾は4-4-2の右サイドハーフで先発出場。アラベスの最初の決定機は前半16分だった。FWジョナタン・カレリが右サイドを突破し、折り返しがDFに当たってPA内中央へ。フリーで走り込んだFWボルハ・バストンが右足で合わせたが、シュートはクロスバーを越えてしまった。

 乾は開始20分を過ぎたあたりから一時的に左サイドへポジションを変えると、前半25分にシュートチャンスを迎える。PA内左でカレリが落としたボールを受け、中央へ持ち出して右足を強振。だが、DFに至近距離でブロックされる。

 前半の終了間際にはアクシデントが発生した。エイバルの左CKの際にアラベスDFルベン・ドゥアルテとエイバルMFゴンサロ・エスカランテがもつれて倒れると、浮き球を処理しようとジャンプしたアラベスGKフェルナンド・パチェコにドゥアルテが左足、エスカランテが左手を踏まれる。治療が終わるのを待たずに前半が終了となり、起き上がれなくなったドゥアルテはタンカで運び出された。

 結局、ドゥアルテはプレー続行不可能となり、アラベスは後半の開始からDFアドリアン・マリンを投入する。

 先制を狙うアラベスは後半5分にはPA右脇でFKを獲得。キッカーのFWジョニーは意表を突いてPA手前へのショートパスを選択し、受け手となった乾が右足でシュートを放つ。しかし、惜しくもゴール左に外れた。

 チャンスを仕留め切れなかった乾だったが、後半13分に魅せる。相手のCKを防いだ直後のカウンターからジョニーが右サイド深くまで持ち運び、PA内右へフリーで走る乾にパス。角度のない位置で受けた乾は一度フェイントを入れて相手GKを倒し、右足で空いたコースを通してネットを揺らした。

 3日の第26節ビジャレアル戦(2-1)で移籍後初、そして今季初となるゴールを記録していた乾。2試合連続弾で古巣エイバルに“恩返し”を果たした。

 だが、エイバルもすぐに反撃。後半26分、相手を押し込んだ状態のパス回しから攻撃のスピードを上げると、PA内右に進入したFWファビアン・オレジャーナがマイナスに折り返し、途中出場のFWマルク・カルドナが右足でゴール左に蹴り込む。試合はそのまま1-1でタイムアップ。アラベスは5戦無敗(2勝3分)、エイバルは2試合負けなし(1勝1分)となった。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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