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高徳と宮市がフル出場…“何度も中断した”日本人対決はHSVに軍配

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得点を喜ぶ酒井高徳

[3.10 ブンデスリーガ第25節 ザンクト・パウリ0-4ハンブルガーSV]

 ブンデスリーガ2部は10日、第25節を行った。DF酒井高徳とFW伊藤達哉の所属するハンブルガーSVは敵地でFW宮市亮の所属するザンクト・パウリと対戦し、4-0で快勝した。

 同じくハンブルクを本拠地とする“ハンブルク・ダービー”は、荒れた展開となった。HSVは前半31分、ゴール正面の絶好の位置でFKを獲得すると、MFアーロン・ハントが左足で蹴り込む。鋭く曲がったシュートはクロスバーを叩いたが、跳ね返りをFWピエール・ミシェル・ラソッガが頭で押し込み、先制のゴールネットを揺らした。

 さらにHSVは後半8分、PA左でMFオレル・マンガラのパスを受けたMFベルカイ・オズジャンが放ったシュートはGKに止められたが、こぼれ球をDFハレド・ナレイが押し込み、2-0とする。直後に両ゴール裏が発煙筒を焚くなど、応援が過激したため、前半途中からキャプテンマークを巻いた酒井もサポーターのもとへ駆け寄り、クールダウンを促した。

 後半16分、HSVは途中出場のFWバケリー・ジャッタが左サイドを駆け上がり、マイナスに折り返したボールから混戦となり、ラソッガが右足で流し込んで3-0と試合を決定づけた。

 その後、サポーターが再び発煙筒を焚き、選手やスタッフがドレッシングルームに引き上げるシーンもあったが、再開後の後半43分にDFドグラス・サントスが左足ミドルを決めて4-0。後半アディショナルタイムには、ピッチ中央まで発煙筒が投げ込まれたが、そのままタイムアップ。HSVが完封勝利を飾った。

 酒井は右サイドバックで先発出場。前半アディショナルタイムからキャプテンマークを巻き、フル出場した。伊藤は4試合連続ベンチスタート。最後まで出番はなかった。2試合連続スタメンの宮市は、昨年12月22日のマグデブルグ戦以来のフル出場となった。

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