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敗戦レアル、ジダンが守備の穴ともされるマルセロ使い続ける理由は…「彼のプレーが好きだ」

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出場が続いているレアル・マドリーDFマルセロ

 3日のリーガ・エスパニョーラ第30節、レアル・マドリーは敵地メスタージャでのバレンシア戦を1-2で落とした。ジネディーヌ・ジダン監督は試合後、自チームが少なくとも引き分けに値するぷプレーを見せたとの見解を示している。

 立ち上がりからボールを保持したレアル・マドリーだったが、バレンシアの堅守を崩すことができず、速攻及びセットプレーから2失点。反撃は終了間際にFWカリム・ベンゼマが1点を返すのみにとどまった。

 試合後会見に出席したジダン監督は、次のようにコメントしている。

「私たちは良い形で試合に入ったが、最初のゴールを決められなかった。チームはそうしようと試みていたし、私から選手たちを非難することはない」

「前半はゴール前の最後の数メートルで、もう少し何かをしなければならなかった。選手を交代して、チームは最後の最後まで戦ったが……。基本的に、私は結果を受け入れるが、この試合は内容的に均衡していた。より正当な結果は、おそらく引き分けだっただろう」

 ジダン監督復帰後、3試合目にして初黒星を喫したレアル・マドリーは、前日にビジャレアルと引き分けた首位バルセロナに勝ち点13差、ジローナに勝利した2位アトレティコ・マドリーに勝ち点5差をつけられた。リーガ優勝の望みもほとんどなく、今夏には多くの補強・放出があると噂される状況で、チームは戦っていかなくてはならない。

「私たちは難しいシーズンの難しい時期にいる。首位とはさらに距離が離れてしまったし、まあ難しいよ。言えるのは、私が選手たちとともにあり、選手たちが最後まで戦い抜くということだ。良い形で今季を終えて、来季に向けた準備を始めたい」

 ここまでの3試合、多くの選手を起用してきたジダン監督だが、それは来季に残す戦力を見据えたものなのだろうか。

「何かをテストしているわけではない。悪い時期を過ごすことだって経験だ。今季の成否をかけて戦っているバレンシアは素晴らしかった。おそらく、それが違いだったのだろう」

 大胆に起用選手を変更していくジダン監督が常に使い続ける選手の一人には、サンティアゴ・ソラーリ前監督が起用を控えていたDFマルセロがいる。ソラーリ監督が左サイドバックのレギュラーを22歳の若手DFセルヒオ・レギロンとしたのに対して、ジダン監督はレギロンを起用することなく、マルセロをピッチに立たせ続けている。

 このバレンシア戦では、積極的にオーバーラップするマルセロの背後のスペースが穴となる場面が多々あったが、ジダン監督は「彼のプレーが好き」と同選手を擁護した。

「マルセロはマルセロで、私は彼のプレーが好きなんだ。良い調子で、しっかり集中できているよ。今季が少し難しいものになっているのは、別にマルセロだけではない」

 なお、このバレンシア戦で、マルセロは累積5枚目のイエローカードを受けて出場停止に。ジダン監督は次節エイバル戦で、レギロンを初めて起用することになりそうだ。

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