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韓国紙が久保とイ・ガンインの“日韓対決”に期待…一方で両選手の決定的な“違い”にも言及

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“日韓対決”に注目が集まる

 日本代表MF久保建英レアル・マドリー加入を受けて、韓国メディアは自国のニュースターであるイ・ガンインとの新たな“日韓対決”に期待しているようだ。

 久保は今季、FC東京で開幕から目覚ましい活躍を見せ、明治安田生命J1リーグで13試合に出場し、4得点を記録。当初はU-20ワールドカップ出場が濃厚だったが、J1での活躍を受けてA代表入り。9日のキリンチャレンジカップ2019・エルサルバドル戦で18歳5日と歴代2位の若さでA代表デビューを飾った。さらに、コパ・アメリカ2019ではグループリーグ全試合に出場。南米勢相手に圧巻のパフォーマンスを披露した。

 そして14日には、レアル・マドリーへの完全移籍を発表。当面はカスティージャ(Bチーム相当=スペイン3部リーグ所属)でプレーすることも決まった。

 ブラジルでの久保の活躍に、海外メディアは「ニュースター」と大々的に報じていたが、韓国メディアは、久保と同じ2001年生まれの18歳で、バレンシアに所属するU-20韓国代表MFイ・ガンインも、同じく新星であると強調している。

 韓国紙『スポーツソウル』は、イ・ガンインについて「U-20W杯でゴールデンボールを受賞して以降、アヤックスやPSV、さらにはレバンテといった欧州の複数クラブからラブコールを受けている」ことを紹介。両者の顔合わせはU-20W杯で実現するはずだったが、「久保がA代表に選出されたため、イ・ガンインとの対決は実現しなかった」と続けた。

 一方で同紙はクラブにおいては「イ・ガンインが(久保よりも)先に進んでいる」と強調。その理由として「(イ・ガンイン)は昨年、すでにスペインの国王杯でトップチームデビューを成し遂げ、今年はラ・リーガデビューも果たしている」とし、それと比較すると「久保はレアル・マドリーの豪華メンバーを見ると、しばらくトップチームに昇格するのは難しい」という見解を示した。

「二人は同じ年に生まれたうえ、ポジションも同じ攻撃的MF。同じスペインで子供時代を過ごし、アジア選手には珍しいテクニシャンという点まで似ている」

 そういった意味で「日本という永遠のライバル」に久保という存在が頭角を現してきたことで、「スペインの舞台、そしてA代表において直接対決を見る楽しみができた」とし、「韓日戦が新たな局面に入った」と伝えている。同紙によると、「(韓国代表の)パウロ・ベント監督は、イ・ガンインの技量を絶賛しており、A代表デビューも示唆した」という。

 脚光を浴びる日韓のニュースターは、果たして今後どのようなキャリアを歩んでいくのだろうか。

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