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ベニテス監督、中国の中堅クラブに電撃就任「求めていた全ての要素がある」

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大連一方の指揮官を務めるラファエル・ベニテス監督

 中国スーパーリーグの大連一方は2日、ニューカッスルを昨季限りで退任したラファエル・ベニテス氏が監督に就任すると発表した。契約期間は2年半。同監督は自身の公式サイトで「われわれの野心は大連に遺産を残すことだ」と述べている。

 ベニテス監督はかつてバレンシア、リバプール、インテル、チェルシー、R・マドリーといったビッグクラブを指揮。リバプール時代の2004-05シーズンにはUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)を制した経験を持つ。昨季までは約3年間にわたってニューカッスルを指揮し、FW武藤嘉紀とともにシーズンを戦っていた。

 そんな世界屈指の名将が次なるチャレンジの舞台を、元スロバキア代表MFマレク・ハムシク、ベルギー代表MFヤン・フェレイラ・カラスコが所属する中国のクラブに定めた。大連一方は再昇格を果たした昨季、同リーグで11位という中堅クラブ。ベニテス監督の公式サイトでは以下のような就任の動機が語られている。

「最大限のモチベーションを持って新たなエピソードを始めようと考えていたが、このクラブには私たちが探していた全ての要素がある。私はワンダグループのワン社長という、私のキャリアを尊重してくれる人を見つけた。彼はこのクラブを可能な限り成長させたいと考え、途方もないプロジェクトを切り開き、あらゆるリソースで成長を支えている」。

 ベニテス氏にとっては初めてヨーロッパ外で担うことになる監督の役職。「より大きな金額のオファーもあったが、それは探していたプロジェクトではなかった」と給与に惹かれての決断であるという見解を否定し、「完全に期を熟した信じられないようなプロジェクト」が後押しとなったと説明した。

 また中国での生活についても「豊かで多様な文化的な側面を学びたいし、私の視野に大きなものを与えてくれる生活や文化の経験を楽しみたい」と意欲をアピール。「もし私が大連を去る時、来た時よりも強くなっていれば、私たちの目的の一つは達成できているはずだ」と意気込みを述べている。

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