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三好康児はまだ戦力と考えず?アントワープ指揮官「まだほとんどチェックできていない」

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アントワープに加入したMF三好康児

 ベルギー・ジュピラーリーグのアントワープに加わった日本代表MF三好康児だったが、出番が訪れるのはまだ先になるかもしれない。ラースロー・ベレニ監督が30日の記者会見で示唆した。

 アントワープは現地時間29日に行われたヨーロッパリーグ予選プレーオフ第2戦でオランダのAZをホームに迎え、延長戦の末に1-4で敗れている。この試合では前半35分にコンゴ代表FWディウメルシ・ムボカニが2枚目のイエローを受けると、カメルーン人FWディディエ・ラムケル・ゼが先制点を決めたあとにユニフォームを脱いで同じく2枚目のイエローを提示され、2人が退場となった。

 レギュラータイム終了間際に同点に追いつかれたアントワープだが、U-20日本代表DFの菅原由勢が途中出場したAZに延長戦に3ゴール決められて本戦出場を逃すことに。翌日に開かれた会見でベレニ監督はため息をつきながら次のように振り返った。ベルギー紙『Het Laatste Nieuws』がその模様を伝えている。

「難しい夜だった。ディウメルシ・ムボカニ、ラムケル・ゼに対する退場処分はいずれも愚かな行動をしたため。我々は自ら墓穴を掘った。ピッチに残った9人は堂々としたプレーを見せてくれた。彼らには祝福したいが、彼らは許せない行動に走った2人のチームメイトに裏切られたんだよ」

 退場となった2人に内部で処分が科される可能性について問われたルーマニア人指揮官はこのように話している。

「そうする余裕があれば『イェス』と答えたいところだが、現状では難しい。現時点、攻撃陣のプレーヤーは4人しかいない。ムボカニとラムケル・ゼのほか、イボ・ロドリゲスとアマラ・バビしかいないんだ。日本からの新人?彼の練習している姿をまだほとんどチェックできていないし、簡単に選出するわけにはいかない」

 アントワープはこの会見後、エバートンから1年間の期限付きで右ウィングを本職とするベルギー代表FWケビン・ミララスを迎えたことを発表。ポジションは被らないものの、主に左ウィングでプレーする三好はいずれにしても今後しばらくは練習を通してアピールを続けていくことになるのだろうか。

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