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補強禁止を解除されたチェルシー、“マンC優遇”に恨み節「これ以上FIFAが無秩序な姿勢を続けるなら…」

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チェルシーが公式声明を発表した

 チェルシーは7日、補強禁止処分が今夏の1度に免除され、来年1月の移籍市場から補強が可能となったことをクラブ公式サイトで発表した。スポーツ仲裁裁判所(CAS)より、申し立てが受理されたとの報告を受けたと説明している。

 今年2月にチェルシーは、18歳未満の海外移籍に関するFIFA規則に違反したとして、2度の移籍市場(2019年夏、2020年冬)における補強禁止処分と、60万スイスフラン(約6600万円)の罰金を科されていた。クラブはFIFAに対して異議申し立てを行ったが、5月に棄却されたことで、CASへの控訴を発表。今夏の補強禁止を経て、訴えが認められることとなった。

 チェルシーは公式声明で「CASの判定に感謝を示す」としつつ、同様の違反を指摘されたマンチェスター・シティとの処分の差について、FIFAに不満を示している。

 FIFAは今年8月、18歳未満の海外移籍における規則に違反したシティに対し、補強禁止の処分は科さず、37万スイスフラン(約4000万円)の罰金のみとした。対象となった選手がチェルシーに比べて少なかったことや、シティが調査に協力的だったことが理由と見られている。

 チェルシーは「FIFAがマンチェスター・シティに対する判断と全く異なる姿勢をチェルシーに対して示したことは、意に満たないものであった」とし、チェルシーの対象選手の手続きに問題はなかったことを改めて主張。続けて「FIFAがこれ以上クラブに対し無秩序で不平等な姿勢を続けるのであれば、FIFAに対する不信感にもつながるゆえ、ことこの分野についてはより適正な統制を求める」と訴えた。

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