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2位ユーベは公式戦今季初黒星…ラツィオは“暗躍の10番”が5大リーグ最速の2桁アシスト記録

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“ラツィオの10番”MFルイス・アルベルトは5大リーグ最速で2桁アシストを記録

[12.7 セリエA第15節 ラツィオ3-1ユベントス]

 セリエAは7日に第15節を行った。2位ユベントスは敵地でラツィオと対戦し、1-3で敗戦。6日に首位インテルが引き分けたため首位浮上のチャンスがあったが、それを生かすことができなかった。

 ユベントスは前半25分に先制する。FWパウロ・ディバラのパスをFWクリスティアーノ・ロナウドがPA右にワンタッチでパス。MFロドリゴ・ベンタンクールが素早く折り返すと、PA中央に詰めたC・ロナウドがグラウンダーのクロスを押し込んだ。前節にもPKで得点を挙げた、C・ロナウドにとって復調の2試合連続ゴールとなった。

 しかし、リーグ戦6連勝で絶好調のラツィオも反撃に出る。前半アディショナルタイム1分過ぎ、“背番号10”MFルイス・アルベルトがPA左角からインスイングのクロスを上げ、DFルイス・フェリペが頭で押し込んだ。

 1-1で前半を折り返すと、ラツィオが少しずつ試合をコントロールしていく。後半24分にはL・アルベルトがカウンターからMFマヌエル・ラッザリにパスを通すと、DFフアン・クアドラードのタックルを誘発。一時はイエローカードとなったが、主審はビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)とのやり取りからピッチ横のモニターで映像を確認し、レッドカードに変更した。

 数的不利となったユベントスにラツィオが襲い掛かる。後半29分、MFセルゲイ・ミリンコビッチ・サビッチがL・アルベルトの後方からのロングパスに反応し、PA内で右足トラップからの左足シュートをゴールに流し込んだ。

 ラツィオは2-1で迎えた後半32分、MFホアキン・コレアがカウンターでPA内に入り込み、GKボイチェフ・シュチェスニーに倒されてPKを獲得。FWチーロ・インモービレがPKを蹴るが、シュチェスニのセーブに遭う。しかし試合終了間際にもカウンターからFWフェリペ・カイセドがダメ押しの3点目を挙げ、ラツィオが3-1で王者を撃破した。

 3位ラツィオは得点ランクトップにインモービレを、アシストランクのトップにはL・アルベルトが並ぶ。L・アルベルトはこの試合で11アシスト目を記録し、今季の5大リーグ最速で2桁のアシスト数とした。ユベントスは今季公式戦20試合目にして初の黒星に。首位インテルとの勝ち点差は2ポイントのままで、順位逆転の機会を逸してしまった。

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