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「神のように祝いたかった」ミラン“再デビュー”終えたイブラヒモビッチ、無得点を悔やむ

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ズラタン・イブラヒモビッチがミラン再デビュー

 ミランでの“再デビュー”を終えたFWズラタン・イブラヒモビッチが、サポーターとの関係性について語った。

 38歳という年齢ながら、古巣である名門ミランへの加入が決定したイブラヒモビッチ。2010~2012年までプレーしセリエA優勝をもたらした元スウェーデン代表FWは、第18節サンプドリア戦の55分からピッチに立つと、衰えを感じさせないフィジカルや技術で前線の起点となった。しかし得点やアシストは残せず、チームは0-0の引き分けに終わっている。

 試合後イブラヒモビッチは『スカイ・スポーツ』のインタビューに対し、以下のように語っている。

「得点のために多くの自信とアグレッシブさがあったことは見れただろう。だが、具体的ではなかった。チームのベストを引き出すために、何をすべきか理解しなければならない。俺はここに来て4日目だが、あらゆる面で助けようとしている。信頼が少し欠けている」

 ピッチに立った際には、サン・シーロのファンから大歓声を受けたイブラヒモビッチ。「感動的だった」と語りつつ、得点できなかったことを悔やんだ。

「とてもアドレナリンを感じ、感動的だった。ファンとの関係はいつでも美しく、大きなモチベーションを与えてくれる。本当に興奮した。ピッチでゴールを決め、クルバ(ゴール裏)の前で神のように祝いたかった」

 数々のタイトルを獲得してきた38歳は、すでに若手選手の手本となっているようだ。20歳FWラファエル・レオンについて、「どう動く必要があるのか説明した。これはすべて経験だ」とコメント。そして「俺たちは苦しんでいて、ファンは幸せではないし、結果はポジティブではない。働き続け、前を向く」とし、挽回を誓っている。

 2020年初戦も勝利で飾れず、3試合勝利から遠ざかるミラン(2分1敗)。順位は12位のまま苦しんでいる。2010-11シーズンのスクデットを知る唯一の男は、名門を復活させることができるのだろうか。38歳の新たな挑戦に注目だ。

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