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決勝はマドリード・ダービーに…“異例”サウジ開催のスーペルコパ、アトレティコが終盤逆転でバルサ撃破!!

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A・マドリーはMFアンヘル・コレアが決勝点

[1.9 スーペルコパ準決勝 バルセロナ2-3A・マドリー]

 スーペルコパは9日、準決勝2日目を行い、アトレティコ・マドリーバルセロナを3-2で倒した。一方的に攻められながらも先制点を奪い、一度は逆転の2失点を喫しながらもそこから再逆転。決勝はレアル・マドリーとのマドリード・ダービーとなった。

 例年であれば前年度のリーガ・エスパニョーラ王者とコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)王者が開幕前に対戦するはずのスーペル・コパ。しかし、今回からはそれぞれの準優勝チームも加えた4チームが参戦するというレギュレーションに変更され、それもスペイン国外のサウジアラビアでシーズン中に行われるという異例のカップ戦となった。

 前日8日に行われた準決勝1日目では、昨季リーグ戦3位で出場権を得たR・マドリーがコパ・デル・レイ王者のバレンシアを3-1で撃破。ダービーか、クラシコかと決勝のカードに注目が集まる中、この日はバルセロナが一方的に立ち上がりの主導権を握った。しかし、GKヤン・オブラクを中心としたA・マドリーの守備陣が失点を許さない。

 するとスコアレスで迎えた後半スタート時、ディエゴ・シメオネ監督はMFエクトル・エレーラに代えてMFコケを投入。直後にこの交代策が的中した。後半開始約20秒、FWジョアン・フェリックスが繋いだボールをMFアンヘル・コレアが前に送ると、飛び出したのは投入されたばかりのコケ。右足シュートを冷静に流し込み、A・マドリーが先制に成功した。

 バルセロナもようやく目覚めた。まずは後半6分、MFアルトゥーロ・ビダルのクロスをFWルイス・スアレスが収め、これを受けたFWリオネル・メッシが2人抜きから右足を振り抜き同点。14分には、相手のクリアボールを収めたメッシが左足で決めたが、これはビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入により、メッシにハンドがあったとして取り消された。

 それでもバルセロナは後半17分、DFジョルディ・アルバのクロスに合わせたスアレスのヘッドはオブラクに阻まれるも、跳ね返りをGKアントワーヌ・グリーズマンが頭で押し込み逆転に成功。30分にはメッシのFKをビダルが折り返し、DFジェラール・ピケが3点目。しかし、これもVARの介入でオフサイドが認められ、追加点は奪えなかった。

 するとここからA・マドリーが猛攻を見せる。まずは後半35分、途中出場のFWビトーロがGKネトに倒されPKを得ると、これをFWアルバロ・モラタが決めて同点。38分にはモラタのクロスがエリア内のピケの手に当たる微妙な場面もあったが、手は自然な位置にあったとして、VARで再確認されるもハンドの判定はなかった。

 それでも後半41分、A・マドリーは中盤での素早い攻守の切り替えからモラタがスルーパスを送ると、いち早く反応したA・コレアが最終ラインを突破。シュートはネトがセーブしたかのように思われたが、触れて軌道が変わったボールがゴールラインを越えて、これが決勝点となった。マドリード・ダービーの決勝戦は12日に行われる。

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