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「50億もらっても出さない」ザルツブルクSDはファン・ヒチャンの退団を阻止する構え

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韓国代表FWファン・ヒチャン

 ザルツブルクは今冬のさらなる攻撃陣の流出を許さない構えを示している。クラブのクリストフ・フロイントSD(スポーツディレクター)が韓国代表FWファン・ヒチャンの残留を断言した。

 ザルツブルクからは1月の移籍市場で日本代表FW南野拓実がリバプールへ、ノルウェー代表FWアーリング・ハーランドがドルトムントへと移籍。チャンピオンズリーグを始めとする前半戦の躍進で話題を集めた攻撃陣3人組のうちクラブに残っているのはファン・ヒチャンのみとなっている。

 そんなファン・ヒチャンも以前からウォルバーハンプトンからの興味が伝えられていたが、『The Athletic』によればエバートンやレスター・シティ、そしてブライトンも獲得を検討していたとのこと。最も具体的な動きを見せたのはグラハム・ポッター監督が昨年末に同選手の代理人との話し合いのためにドイツに出向いたブライトンだとも報じられている。

 だが、ウルヴスからの興味の報道を受けた際にもファン・ヒチャンの放出を否定していたフロイントSDの意見は変わらず。地元紙『ザルツブルガー・ナハリヒテン』に対して、「ファンはこの移籍ウィンドウでは非売品」と強調。これまでは2700万ユーロ(約33億円)と伝えられていた同選手の移籍価格だが、強い口調で「4000万ユーロ(約49億円)をもらっても出さない。どこかのクラブと交渉にも入らない。どんなオファーをされてもだ」と言い切った。

 ザルツブルクは今冬には南野やホーランドのほか、クロアチア人DFマリン・ポグラチッチ(→ボルフスブルク)やコートジボワール人の若手FWアンダーソン・ニアングボ(→ゲント)も売却。しかし、主力組に関してはさらなる退団を阻止する姿勢は揺るぎそうにないかもしれない。

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