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久保建英所属のマジョルカ、次節バルセロナ戦の無観客決定で“大損失”

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バルセロナ戦が行われるスタディオ・ソン・モイス

 新型コロナウイルスの流行に伴い、リーガ・エスパニョーラでは10日以降、2週間にわたる全公式戦の無観客開催が決まった。中でも大きな打撃を受けたのがMF久保建英所属のマジョルカ。大入りが予想される本拠地でのバルセロナ戦を週末に控えるなか、普段よりはるかに高いチケット料金を設定していたが、約5300万円という入場料収入が一挙に消えてしまった。

 14日に予定されているバルセロナ戦は、残留を争うクラブにとっても、古巣に挑む久保にとっても重要な一戦。クラブは今月3日にチケット発売を開始して以降、偽造チケットや子供用チケットで入場しようとするファンへの警戒強化を公表するなど、普段とは異なる体制で販促に取り組んでいた。

 入場料も普段と大きく違った。バルセロナ戦の設定料金は安い席から70€(約8300円)、140€、170€、240€、290€(約34400円)。中位〜下位が相手であれば最高額席でも70€程度だが、それぞれ4〜5倍の値段だ。また同じく名門クラブのR・マドリー戦でも、最も高い席は250€で売られていた。すなわち、バルセロナ戦は1年で最も大きなビッグマッチと言える。

 今回、リーグ側が発表した無観客試合の対象期間は2週間。リーグ戦の第28節、第29節が組まれている。この期間中、平時以上の大入りが期待できるバルセロナとR・マドリーのアウェーゲームは1試合のみ。R・マドリーは2試合ともホームゲームのため、最も大きな損失を被ったのはマジョルカだと言える。

 地元紙『ディアリオ・デ・マジョルカ』によると、チケットはほとんど売り切れていたといい、入場料収入の損失額は1試合で約45万ユーロ(5300万円)。『マジョルカ・デイリー・ブリティン』は損失金額だけでなく「この試合に向けて、何ヶ月も前からカレンダーを赤く塗っていた地元ファンを失望させた」と地元ファンの悲しみも伝えている。

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