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「馬鹿げている」コロナ蔓延もEL延期“却下”のUEFAを痛烈非難

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ヌーノ・エスピリト・サント監督

 12日、ヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメント2回戦の第1戦が各地で行われ、試合延期を認めなかった欧州サッカー連盟(UEFA)をウォルヴァーハンプトンの指揮官ヌーノ・エスピリト・サント氏が非難した。英『イブニング・スタンダード』など複数メディアが伝えている。

 ELラウンド16でオリンピアコス対ウォルバー・ハンプトンが行われ、試合は1-1の引き分けに終わった。オリンピアコスのオーナーを務めるエバンジェロ・マリナキス氏は新型コロナウイルス検査で陽性が出ていた。同オーナーはアーセナルの選手やクラブ関係者と接触していたことから、アーセナルは14日間の自主隔離中だ。

 また、オリンピアコス対ウォルバー・ハンプトンを含めた4試合は無観客で開催された一方、インテル対ヘタフェ、セビージャ対ローマは延期が決定。スペイン当局が新型コロナウイルスの対策としてイタリアからの飛行機の着陸を許可しない方針を示したため、ローマはスペイン入りを断念。ヘタフェはアンヘル・トーレス会長がイタリアへの渡航を拒否していた。

 そうした状況に危機感を抱いたヌーノ・エスピリト・サント氏はUEFAにオリンピアコス戦の延期を要請したものの、試合前に却下されていた。指揮官は試合開催の決定を下したUEFAを「ありえない」と糾弾した。

「サッカーよりも大事なことがある。人々の健康は尊重されるべきだと思う。UEFAの決定に従うしかないのかもしれないが、納得はしていない」と不満を示した指揮官は「世界中で何が起こっているのか、皆理解しているはずだ。世界中で人々が命を落としている…この状況でサッカーの試合をするなんて馬鹿げている」と非難した。

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