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新型コロナ感染が深刻なベルガモでアタランタ主将が心境吐露「理解できないほど恐ろしい」

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FWアレハンドロ・ゴメスが現状について報告した

 アタランタのFWアレハンドロ・ゴメスが23日、イタリアメディア『スカイ・スポーツ』のインタビューに応じ、近況を語った。

 今季、クラブ史上初となるチャンピオンズリーグに出場し、決勝トーナメントへと進出したアタランタ。セリエAでも4位と好位置につけるなど快進撃を見せている。しかしチームの躍進とは裏腹に、本拠地を構えるベルガモでは、新型コロナウイルスが猛威を振るっており、多数の死者が出るなど深刻な状況となっている。32歳のアタランタ主将A・ゴメスがその心境を語った。

「僕は元気だが、気分上々とはいかない。イタリアの状況は良いとは言えないし、前向きになろうとしても毎日のように悪い知らせが届く。朝起きてニュースを読むと残念な気持ちになるよ。ただ家で前向きな気持ちになるよう努め、すべてが収束することを願うばかりだ」

「この4年間、みんなが一丸となってこの街全体に幸せをもたらしてきたつもりだ。しかし今、経験している現状は、未だに理解できないほど恐ろしいものだと思う。ベルガモだけでなく、ロンバルディア全体、いやイタリア全体がね。本当だったら今の時期はチームの成績を誇りに思い、幸せに感じていたのだろうが、今は別の方向へ目を向けなければならない。苦しんでいる家族のことを考えなければならない」

 セリエAは3月9日の試合を最後に中断が続くが、多くの人命が危機にさらされている現在、アタランタ主将はサッカーをプレーすることを考えるのが困難だと感じている。

「現段階でピッチに戻ることはなかなか考えられない。難しいが、コンディションをキープできるように、毎日1時間半とか2時間とか少しでもトレーニングをするように努めている。一日中、ニュースを見てしまい、サッカーのことを考えるのは難しい。今は自分の中で最も関心が低い」

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