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新型コロナのワクチン「アフリカで試験を…」に激怒の声。「信じ難い人種差別」

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MFダビド・アラバ

 バイエルンに所属するオーストリア代表DFダビド・アラバが、新型コロナウイルスのワクチンに関する医師の発言に怒りを示した。

 現在、世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルス。7万人を超える死者数とも言われるウイルスのワクチン開発が待たれる中、先日、フランス『TF1』のテレビ番組で二人のフランス人医師が発言した内容が物議を醸した。

 国立保健医学研究所のカミーユ・ロシェ氏と、パリ・コーチン病院の集中治療部門責任者であるジャン・ポール・ミラ氏はこの番組内で、アフリカがワクチンの治験に適していると示唆。『BBC』によれば、ミラ氏はその後に謝罪。国立保健医学研究所も「解釈の誤り」だと弁解したとのことだが、引き続き波紋を呼んでいる。

 アフリカに自身のルーツを持つアラバは、これに激怒。『ツイッター』で、「新型コロナウイルスのワクチンを試す場はアフリカでだって??? この二人の医者はピエロか何かなのか。信じ難く、一種の人種差別だ。受け入れられない恥ずべきものだ。このウイルスと闘うため、僕たちは全員で手を取り合って一丸とならなければいけない」と怒りを示し、苦言を呈した。

 二人の医師の発言に関しては先日、元コートジボワール代表FWディディエ・ドログバ氏や、元カメルーン代表FWサミュエル・エトー氏などアフリカのレジェンド選手たちも非難のコメントを出していた。

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