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遠藤航は 「絶対的なボス」…シュツットガルト“激戦区”で定位置奪取、きっかけはM・ゴメスの発言?

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“激戦区”で定位置を奪取したMF遠藤航

 ブンデスリーガ2部シュツットガルトの日本代表MF遠藤航は、チームの最も競争が激しいポジションで定位置を確保。ドイツ誌『キッカー』が同選手を絶賛しながら報じた。

『キッカー』は、シュツットガルトのディフェンシブMFのエリアを「ここより競争が激しい場所はない」と分析。冬にアルゼンチン人MFサンティアゴ・アスカキバがヘルタ・ベルリンへ移籍したのにも関わらず、「混雑は収まらなかった」と指摘した。

 中盤におけるスタメン候補は「ポゼッションゲームやパス能力が長けているテクニシャンの」元U-21ベルギー代表MFのオレル・マンガラ、「前監督のティム・ワルターがホルシュタイン・キールから連れてきた」ドイツ人MFアタカン・カラゾル、昨夏に最初はシントトロイデンからレンタルで加わっていた遠藤とのこと。記事では後者については次のように記されている。

「ワタル・エンドウ(27)は強化担当スヴェン・ミスリンタート主動の補強。移籍市場閉鎖間際に到着したことで、(当時の)監督には長い間無視されていた。チームが結果が出なくなり、マリオ・ゴメスが内部で『僕たちのベストプレーヤーの1人』と称賛したことで、ようやく状況が好転した」

「それ以来、デュエルや空中戦に強く、パスもボールキープも上手い日本人は常に起用されてきた。それもあらゆるポジションで。彼はソロでの6番やダブルボランチの1人、センターバックやサイドバックでもプレー。ミスリンタートは彼について『どのポジションでより価値があるのか考える必要はない。彼はシンプルにプレーヤーとしてもパーソナリティとしてもものすごく貴重だ』とも語っていた」

『キッカー』の見解ではこの3人のなかチームにとって最も重要なのは遠藤とのこと。「エンドウは守備エリア中央における絶対的なボス。システム次第でマンガラ、或いはカラゾルが彼のアシスタントの役割を与えられる」と記されている。

 なお、遠藤は昨年11月の第14節以降はシーズン中断までの公式戦13試合にすべてフル出場。先日ミスリンタート氏は買い取りオプションをすでに行使し、完全移籍でシュツットガルトに加わっていたことを明かしていた。

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