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「オランダスポーツ史上最大の侮辱。アンフェア」2部上位2クラブが“昇格なし”に激怒…法的措置も検討か

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2部首位カンビュールを率いるヘンク・デ・ヨング監督

 オランダ・エールステディビジ(2部)に所属するカンビュールとデ・フラーフスハプの両指揮官は、来季の昇格が認められないことへ不満を呈した。

 新型コロナウイルス感染拡大により中断するオランダ1部エールディビジは24日、2019-20シーズンの早期終了を発表。中断が決まった時点の順位で固定されるものの、優勝者と降格はなし。さらに、2020-21シーズンも現行のレギュレーションを維持するために、投票により2部からの昇格を認めないことが決定した。

 この決定を受け、不満をあらわにしたのがエールステディビジ首位のカンビュールと同2位のデ・フラーフスハプ。カンビュールのヘンク・デ・ヨング監督はオランダ『NOS』に対して「オランダスポーツ史の中で最大の侮辱だ」と憤り、以下に続けた。

「最善の決定が下されることを期待していたが、この決定はスポーツにふさわしいものではない。我々は(3位以下に)11ポイント差をつけて首位を走っていた。だから、このような決定を理解できない。UEFA(欧州サッカー連盟)は公平な決定を求めていたが、これは公平ではない」

 さらに、投票によりシーズン20チーム制が支持されなかったことについて「ADOデンハーグとRKCワールワイクはリーグに残るべきで、そして我々も加えられるべきだと思う。この決定は我々にとってスポーツ、財政の両面で大打撃だ」と悲痛な思いを語った。

 また、2位デ・フラーフスハプのマイク・スネイ監督はオランダ『De Gelderlander』で「我々は非常に失望している。アンフェアだ。KNVB(オランダサッカー協会)が結果を無視して投票したことに理解できない。このようなやり方は嫌いだ。まるで七面鳥たちにクリスマスについてどのように感じるか問うているようだ」と苦言を呈した。

 なお、両クラブはこの決定に対しての法的措置を辞さない構えのようだ。

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