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『メッシvsC・ロナウド』名将7人の投票結果は? “棄権”した指揮官も

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名将7人が“世界最高論争”に言及

 サッカー界の永遠のテーマと言えるバルセロナFWリオネル・メッシユベントスFWクリスティアーノ・ロナウドの“世界最高論争”について、名将7人の回答をイギリス『ザ・サン』が伝えている。

 メッシとC・ロナウドは2008年から2017年までの10年間にわたり、2人だけでバロンドールを独占してきた。2018年はレアル・マドリーのクロアチア代表MFルカ・モドリッチが両選手の牙城を崩して初受賞を果たしたが、2019年にメッシが4年ぶりに奪還。史上最多6度目の受賞となり、現在はC・ロナウドを一歩リードしている。

 世界的な名将7人による評価も、メッシが上回る結果となったようだ。

 同紙は“世界最高論争”に「ファーガソンやモウリーニョを含む世界の最高の指揮官たちが言及」と題し、レアルのジネディーヌ・ジダン監督、トッテナムジョゼ・モウリーニョ監督、マンチェスター・シティジョゼップ・グアルディオラ監督、元アーセナル指揮官のアーセン・ベンゲル氏、元マンチェスター・ユナイテッド監督のアレックス・ファーガソン氏、アトレティコ・マドリーディエゴ・シメオネ監督、リバプールユルゲン・クロップ監督の過去のコメントをもとに集計。その7人のうち4人がメッシ、2人がC・ロナウド、1人が“引き分け”と答えている。

 メッシと回答したのはグアルディオラ監督、ベンゲル氏、シメオネ監督、クロップ監督だった。グアルディオラ監督は「メッシは間違いなく最高だ。彼は試合の組み立てはもちろん、得点する方法を知っているし、他の選手のプレーを作ることもできる。彼はいつもそこにいる」とバルセロナ時代の教え子を絶賛。ベンゲル氏は「ロナウドはフィニッシャーとして空中戦に優れるなど、よりアスリート的であり、メッシの方が芸術的な選手だ」と語った。

 また、シメオネ監督も「メッシとロナウドのどちらかを選ばなければならないなら、おそらくメッシを選ぶだろう」と話し、クロップ監督は「スマートフォンで撮った自撮りは1枚だけ。それはメッシとの写真だ。クリスティアーノ・ロナウドも同席していたが…」と明かしている。

 一方、C・ロナウドと回答したのは恩師のファーガソン氏とジダン監督だ。ユナイテッド時代にC・ロナウドを鍛え上げたファーガソン氏は「誤解しないでほしい。メッシは素晴らしい選手だ」と前置きし、「しかし、私にとってはここが違う。メッシがバルセロナの選手だということだ。ロナウドはストックポート・カウンティ(イングランド5部)でプレーしても、ハットトリックを決めることができるだろう。彼は全てを持っている。両足でシュートを打つことができ、ボールを頭で叩き込める。ライオンのように勇敢だ」と所属チームに関係なく発揮できる個の能力を称えている。

 同じくC・ロナウドを指導し、レアルでともにUEFAチャンピオンズリーグ史上初の3連覇を果たしたジダン監督も「クリスティアーノは最高だ。メッシは彼にとって、誰もが見たいと思うライバルだろう。しかし、ロナウドは驚異的だ。彼を説明する言葉はない。私は素晴らしいキャリアを積んできたが、彼は私よりはるかに優れている。史上最高の存在だ」と称賛した。

 今回紹介された7人の中で唯一、回答を保留したのはモウリーニョ監督。「メッシとロナウドを比較するのは不当だと思う」と主張し、「ただ1つ言えることは、ロナウドを味方につけていた時、私はとても幸せだったということだ。そしてメッシと対戦しなければならなかった時、私は多くのことを考え、チームが勝利するチャンスをつかめるように努力しなければならなかった」と振り返った。

 なお、同紙が記事内でユーザー投票を行ったところ、メッシが52.3%、C・ロナウドが47.7%という結果になっているとのことだ。

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