イタリア代表指揮官のロベルト・マンチーニがボローニャの下部組織に向けてウェブセミナーを行い、メッセージを発信した。イタリアメディア『メディアセット』が伝えている。

　イタリア代表監督のマンチーニは、自身が現役時代にキャリアをスタートしたボローニャの下部組織に所属する若手選手に向けてセミナーを開催。選手として成功する上でのコツなどを明かした。マンチーニは自身の若手時代を振り返り、元同僚マルコ・マチーナ氏を例に挙げると、若者にアドバイスを送った。

「技術とパーソナリティが重要。私は最初にこの2つの点をチェックするようにしている。しかし大切なのはそれだけではない。例えば私は、デビューを果たすとそれがすべてだと思い、2年ほどの時間を失ってしまった。私には神が与えてくれたクオリティがあったが、それだけではダメであることに気付いた。それからトレーニングを通じてかなり上達していった」

「そうしていなければ、私はマチーナと同じように消えてしまっただろう。彼も私と同じように1964年生まれで、ボローニャの下部組織におけるチームメイトだった。彼はU-15の世代では最強の選手だった。彼ほどの才能はこれまでに見たことがなく、彼なら(リオネル)メッシにもなれたはずだった」

「しかし、彼は練習が嫌いだった。そして道を外れてしまった。だから、若者たちには練習して欲しい。自分たちの身体の声に耳を傾けてケアを行い、アスリートとしての生活を送って欲しい。もし君たちに才能があるのであれば、成功するためにこのルールを守って欲しい」

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