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「偽陰性」も徹底防止へ…ブンデスリーガが2度目の“全員検査”

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 ドイツ・プロサッカーリーグ(DFL)は4日、ブンデスリーガ1部・2部に在籍する全36クラブの選手・スタッフが新型コロナウイルスの検査を受け、1724件のうち10件の陽性が確認されたと発表した。陰性者も今週末にかけて、「偽陰性」を防ぐための再検査を受けており、シーズン再開に向けて徹底的に感染者の隔離を進めていく構えだ。

 ブンデスリーガは現在、6月下旬までに全日程を終えることを目指している。そうした中、選手、コーチングスタッフ、理学療法士を対象に4月30日から全員検査がスタート。ドイツ全土の5つの専門研究グループが実施した。当初は国内の検査機能を圧迫するという批判もあったが、検査器具に余裕が出てきたことなどから、このような仕組みを採用するに至った。

 感染が判明した10人は情報が保健当局に伝えられ、隔離措置が行われている。また接触者などの抽出は当局の指導を受けながらクラブ単位で行う。一方、検査では一定の割合で「偽陽性」「偽陰性」が生じるとされているが、この問題の解決にも着手。今月4日から陰性者に2度目の検査を行っており、今後も3日に1回の頻度で検査を続けていく予定だという。

 DFLは公式サイトを通じて「過去数日間に行ってきた検査はさらなる安全を提供し、トレーニングや試合をするにあたって、感染から選手を可能な限り守るという目的を果たした。また今後数週間、あるいは数か月間にわたり、クラブでの日常活動や私生活において合意された措置を一貫して続けることが問題となる」と長期戦に向けた覚悟を伝えている。

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