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ブンデスもリーガも室内VAR継続へ…国際ルール上は停止も認可

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ビデオ・オペレーション・ルーム

 シーズン再開に向けて本格的なスタートを切っているブンデスリーガ、リーガ・エスパニョーラでは、中断前と同様にビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)を起用し続ける方針で動いているようだ。ドイツ紙『キッカー』やスペイン紙『マルカ』が伝えている。

 ブンデスリーガは5月16日から1部・2部リーグを開催予定。オランダとフランスが即時終了を決断したのとは対照的に、欧州主要リーグで先陣を切って再開を迎えようとしている。またスペインでも再開日程こそ決まっていないが、全クラブ関係者の検査を進めることにより、各クラブが練習場での活動をスタートさせている。

 そうした中、注目が集まっているのは再開後のプロトコルだ。なかでもVARが配置されるビデオ・オペレーション・ルームは密室による感染リスクを避けられないため、各国で議論の的となっている。国際サッカー評議会(IFAB)も8日、交代枠拡大の一時的ルール改正を発表した際、シーズン途中にVARをストップさせても良いという文言を記していた。

 もっとも現状では、VARの一時停止に踏み切るリーグは出てきていない。すでにシーズンをスタートさせた韓国のKリーグでは、開幕戦の全北現代対水原三星戦からオン・フィールド・レビューが行われた。また再開への機運が高まっているドイツとスペインでも導入方針が示されている。

 『キッカー』によると、ブンデスリーガでは通常どおりケルンのオペレーションルームにVAR、アシスタントVAR(AVAR)、リプレイオペレーター(RO)が集合。それぞれマスクを着用するなど鼻と口を保護した上で、間にガラス製パーテーションを挟むことで、感染防止を行うという。通常のレフェリーとは異なり、PCR検査は任意。またROは通常2人だが1人に減らされる。

 『マルカ』によると、リーガ・エスパニョーラでもVARの採用を停止しない構えだ。オペレーション・ルームの使用を1日1グループに制限し、時間差で試合が行われる場合は同じセットが割り当てられる。またドイツ同様に1セットあたりの人数が減らされる他、試合に臨むにあたっては感染の有無を調べる検査が義務付けられるようだ。

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