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続くキエッリーニとバロテッリらの口争…トニ氏、ど正論でぶった切る「喧嘩両成敗」

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ルカ・トニ氏が正論を語る

 ユベントスのDFジョルジョ・キエッリーニと元チームメイトのフェリペ・メロマリオ・バロテッリの舌戦が続く中、元イタリア代表のルカ・トニ氏が喧嘩両成敗を訴えた。

 イタリア代表やユベントスでキャプテンシーを発揮してきたキエッリーニだが、近日発売される自伝の中で「バロテッリは、チームにリスペクトのないネガティブな奴」「フェリペ・メロはさらに悪い。最悪の中の最悪だ!」と書いたことをイタリア『La Reppublica』に明かしていた。さらに勢いはとどまらず、バロテッリに対して「2013年コンフェデレーションズカップのブラジル戦で、全くチームを助けようとしなかった。ビンタされても文句は言えない」と、ユベントスでともに戦ったメロについては「何でもかんでもケチをつける無礼な奴に我慢できなかった。あいつはいつも誰かとけんかしていた」と暴露していた。

 言われた2名も反撃。メロはイタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』で「ユベントスの誰1人に対しても悪態をついたことはない。あんなことを言われてからは、彼(キエッリーニ)をリスペクトするつもりもないし、これからもすることもない」と語り、バロテッリは自身のインスタグラムで「少なくとも、俺には誠実さがあるし、面と向かって言う勇気がある」と発言。「2013年以降、真の男として振舞う多くの機会があったはずだけど、あいつはそうしなかった。奇妙なキャプテンだ。彼がやったことがチャンピオンを意味するのなら、俺はチャンピオンになりたくはない」と強気の態度を取った。

 イタリア国内を巡るトップ選手たちの口論。『フットボール・イタリア』によると、同じ時代を生きたトニ氏はクリスチャン・ビエリ氏とのインスタグラムのライブ配信で今回の件に言及し、「どちらも正しいのかもしれない。ただ、やり方が間違っていた」と本質に触れている。

「キエッリーニがバロテッリに面と向かって注意していないのなら、それは良くない。でも、バロテッリもよっぽどの何かをしたのだろうね」

「こういう議論がソーシャルメディアを駆け巡ると、さらに悪化するものだ。実際に会って話して明確にしたほうがいいだろう」

「でも今は面と向かって話をすることができないご時勢だ…とりあえず、キエッリーニ対バロテッリでシーズンが再開すればいいのにね」

 一方で、トニ氏はイタリアサッカーを牽引してきたキエッリーニの生き様を評価する。

「私がプレーしていたとき、ジョルジョはナンバー1だった。彼が相手選手をマークしてファウルするのに、彼が地面に倒れて審判を味方につけるんだ。彼はとても賢いプレーヤーだ。ストライカーにとって、彼は現存する最悪のマーカーの一人だろう」

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