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セスクとの初対面を振り返るアンリ「誰だこいつは」「かなりひどい」

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アーセナル時代のMFセスク・ファブレガス

 現役時代にアーセナルで活躍した元フランス代表FWのティエリ・アンリ氏が、現モナコの元スペイン代表MFセスク・ファブレガスとの初対面時を振り返った。スペイン『アス』が報じている。

 アーセナルは当時、アーセン・ベンゲル元監督の下で無敵の強さを誇っていた。2003-04シーズンには無敗優勝も達成。アンリ氏は攻撃の中心として輝き、中盤には元フランス代表MFのパトリック・ビエラ氏やロベール・ピレス氏、元ブラジル代表MFのジウベルト・シウバ氏といった名手が名を連ねていた。

 セスクがバルセロナの下部組織からアーセナルに加入したのは、まだ16歳だった2003年。加入前のU-17W杯でスペインの準優勝に貢献し、自身は最優秀選手賞と得点王を獲得していた。アンリ氏はセスクらと行ったインスタグラムのライブ配信で、初めて同選手がアーセナルのトレーニングセンターを訪れた時の印象を語っている。

「初めて一緒に練習した時のことを覚えている。私は君を見て幻覚を起こした…。髪型はかなりひどいものだったよ。それに、当時のシャツは誰にとっても大きかったが、君は巨大なドレスを着ているかのようだった」

「ボス(ベンゲル)に『誰だこいつは』と言ったら、『ああ、彼はU-17ワールドカップで活躍した男だ』と言われて、私は『最優秀選手か得点王か何かだな』と思った」

「みんなが君について話していたのを覚えている。私は君を見て、それからパトリック(ビエラ)とジウベルト(シウバ)を見て『何てことだ』と言った。君がボールを動かし始めたら全てが変わったんだよね」

「パトリックやジウベルトのような選手が君に近づくことができなかった。君がすぐに私たちと一緒にプレーできると分かったのはその時だった」

 アンリ氏が確信した通り、そこからセスクはアーセナルの絶対的な選手に成長。2008年にクラブ史上2番目の若さでキャプテンを任されるまでになった。

 アーセナルの元ストライカーは「人々はケビン・デ・ブライネを話題にする。彼は素晴らしい選手だし、ダビド・シルバもまた素晴らしいからね。でも私にとっては君もその中の1人だ。君のプレーはいつも私を魅了してきた」と語り、「これまで一緒にプレーした中で最も知性のある選手の1人だよ」と元チームメイトを絶賛した。

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