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再開初戦で鎌田先発、長谷部途中出場も…フランクフルトは中断挟んで4連敗

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長谷部ら控え選手は離れてスタンドに

[5.16 ブンデスリーガ第26節 フランクフルト1-3ボルシアMG]

 新型コロナウイルスの影響で3月から中断していたブンデスリーガが16日、約2か月ぶりに再開した。第26節1日目が各地で行われ、日本代表MF鎌田大地とMF長谷部誠が所属するフランクフルトはホームでボルシアMGと対戦し、1-3で敗れた。鎌田は右ウイングで先発し、トップ下にシフトして後半33分までプレー。長谷部は後半29分から途中出場した。

 コロナ禍で再開に踏み切ったブンデスリーガは無観客で開催された。鎌田は4-1-4-1の右ウイングの位置で先発出場。“ベンチ”スタートの長谷部はマスクを装着し、控え選手同士で距離を取り、ベンチではなく観客席に着席した。

 開始わずか37秒、電光石火で試合が動いた。ボルシアMGはワンタッチでパスをつなぐと、ワンツーの形でMFヨナス・ホフマンのラストパスを受けたFWアラサン・プレアが滑り込みながら右足ダイレクトで合わせ、ゴール左隅へ流し込んだ。

 さらに前半7分、PA内左でフィードを受けたDFラミ・ベンセバイニが切り返して相手をかわすと、シュート性のクロスを入れ、FWマルクス・テュラムが難なく押し込んだ。フランス人FWコンビの揃い踏みで一気に2-0に突き放したボルシアMG。選手たちはゴールの喜びを噛み締めながら、接触を控えたセレブレーションを見せた。

 左右CKでキッカーを務めた鎌田は後半、システム変更でトップ下へシフト。後半3分にはドリブルで持ち上がってフィニッシュに持ち込むチャンスもあったが、相手DFに阻まれた。ボルシアMGの攻勢が続き、後半23分にはプレアの鋭いミドルシュートが右ポストを叩くと、後半28分にベンセバイニがPKでダメ押しの3点目を沈めた。

 後半29分に長谷部がボランチの位置に投入され、フランクフルトもようやく反撃に出る。後半36分、スルーパスで抜け出したFWアンドレ・シウバが冷静な低空ショットでGKとの1対1を制しした。長谷部は中盤からリベロにシフトした。

 後半40分にはGKケビン・トラップのミスから窮地を迎え、MFラース・シュティンドルに決定的なシュートを打たれたが、カバーに戻ったDFマルコ・ルスのスーパークリアで凌いだ。互いに「5人」の交代枠を使い切り、試合終了のホイッスル。フランクフルトは1-3で敗れ、中断期間を挟んで4連敗を喫した。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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