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怪物19歳FWホーランドがブンデス再開第1号! ゴールも勝利も“ソーシャルディスタンス”で祝福

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 ブンデスリーガの再開第1号ゴールはドルトムントFWアーリング・ハーランドだった。今年1月にザルツブルクから加わったノルウェー代表の19歳は、リーグ戦9試合にして10得点目。ゴールパフォーマンスでは周囲の選手たちが一定の距離を取り、感染予防の「ソーシャル・ディスタンス」に配慮したユニークなものとなった。

 欧州主要国でいち早く再開を迎えたブンデスリーガは16日、第26節1日目を開催した。ドルトムントはシャルケとのルール・ダービーに臨み、前半から次々にゴールを重ねて4-0で勝利。無観客開催のためサポーターと歓喜を分かち合うことはできなかったが、シャルケ相手の4点差での勝利は1966年に7-0で勝利して以来54年ぶりの偉業となった。

 その試合で前半29分、同時刻開催の4試合に先駆けてゴールを決めたのがホーランドだった。注目が集まったのはそのゴールパフォーマンス。右サイドからのクロスをダイレクトで押し込んだホーランドがコーナーフラッグ付近で身体を揺らすと、他の選手たちはそれぞれ距離を取った場所からゴールを祝ったのだ。


 新型コロナウイルスの感染拡大により、各国政府が求めていた「ソーシャル・ディスタンス」を体現するようなパフォーマンスには欧州でも注目の的に。イギリスメディアも「素晴らしいやり方でゴールを祝った」(BTスポーツ)、「新たなソーシャルディスタンスセレブレーションだ」(ザ・サン)などと報じている。

 またホーランドらドルトムントの選手たちは試合後、勝利の歓喜を分かち合うパフォーマンス「ラ・オラ」を実施。通常は手を繋いで満員のスタンドに向かっていくが、この日は無観客のスタンドに向けて2m以上の距離を取りながら喜びを表現していた。全4ゴールに絡んだMFユリアン・ブラントは『スカイ』のインタビューに「自然と出たんだ」と振り返っている。



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