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VARでレッドも出た一戦…宮市フル出場のザンクト・パウリが1-0で白星リスタート

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先発フル出場したMF宮市亮

[5.17 ブンデスリーガ2部第26節 ザンクト・パウリ1-0ニュルンベルク]

 ブンデスリーガ2部の再開初戦となる第26節が17日に行われ、MF宮市亮の所属する11位ザンクト・パウリはホームで14位ニュルンベルクに1-0で勝利した。宮市は中断期間を挟んで15試合連続でスタメン出場し、90分間プレー。チームは2試合ぶりに白星を挙げ、5試合無敗(3勝2分)となった。

 新型コロナウイルスの影響で中断を余儀なくされるまで、今季リーグ戦全25試合に出場して1ゴール7アシストを記録していた宮市。今節も右ウイングバックで先発起用されると、前半29分に見せ場を作る。スピードに乗って右サイドを駆け上がり、右足でクロス。しかし、追走した相手にブロックされ、得点チャンスには至らない。その後はザンクト・パウリがニュルンベルクの攻勢に耐える展開。自陣PA内の守備では宮市も戻って味方をフォローし、ボールを蹴り出していく。同43分には右サイドから崩され、相手に押し込むだけという決定機を許す。それでもシュートミスに助けられ、0-0でハーフタイムを迎えた。

 試合が大きく動いたのは後半7分。ザンクト・パウリのカウンターからFWヘンク・フェールマンが裏へ抜け出し、PA手前中央でGKクリスティアン・マテニアにスライディングで倒される。当初はファウルのみだったが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)を経て、主審がマテニアにレッドカードを提示。ニュルンベルクはフィールド選手を1枚削り、GKフェリックス・ドルネブッシュを投入した。

 ここからザンクト・パウリが10人のニュルンベルクを押し込む時間が続き、好機を量産していく。後半33分にはPA右角付近でボールを奪った宮市がドリブルで切れ込むが、シュートはブロックされる。その後も攻め続けたザンクト・パウリは、同39分に均衡を破った。素早い展開からPA内左のFWビクトル・ギョケレスが内側へ持ち出し、右足で低い弾道のシュート。これがゴール右に転がり込む。ザンクト・パウリは最後までこのリードを維持し、1-0で再開初戦を飾った。

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