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ザック時代の元日本代表コーチがリーグ再開に持論「果たして2カ月前と同じ選手たちなのか…」

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エウジェニオ・アルバレッラ氏

 アルベルト・ザッケローニ指揮下の日本代表でフィジカルコーチを務めたエウジェニオ・アルバレッラ氏が、イタリアのサッカー情報サイト『トゥット・メルカート・ウェブ』のインタビューに応じ、今シーズンのセリエAについて語った。

 新型コロナウイルスの感染拡大により、22万人以上が感染、3万人以上の死者が出たイタリア。セリエAは3月9日から中断しているが、5月に入り各チームの個人練習が認められるなど、リーグ再開へ向けた動きが進んでいる。そんな中、かつてザッケローニ指揮下で日本代表のフィジカルコーチを務めたアルバレッラ氏が自身の懸念を明かした。

「まったく新しい状況に遭遇することになるだろう。このようなことはこれまでになかった。選手たちが2カ月間、活動を停止することになった背景を考えなければならない。誰もが限られたスペースに閉じこもり、通常の生活を送ることを許されなかった。これから向き合うのは、果たして2カ月前と同じ選手たちなのか」

「選手は夏に2カ月の休暇を過ごすものだが、それとはまったく違う。あれはシーズン終了後の時期だし、2カ月の休暇を経て、選手は休養を取り、リフレッシュした状態だ。しかし今、向き合うのは制限を課された期間を過ごし、特殊な心理状態にある選手たちだ。それにフィジカルコンディションも考えなければならない。通常とはまったく違う形でのトレーニングになった」

 セリエAは現在6月中旬の再開を目指しており、もし再開が決まれば通常はリーグが開催されていない夏に試合を行うことになる。しかしアルバレッラ氏は、日本での体験を基に気候条件の問題を楽観視している。

「気候に関してはあまり心配していない。夏が近づくが、幸運なことにイタリアでは夜9時にプレーした場合、危険な湿度にはならない。例えば日本では、気温40度、湿度96~97%の条件で試合が行われたこともある。イタリアの夏は大きな問題にはならない」

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