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久保建英がシュート連発!古巣に存在感アピールも…首位バルセロナが貫禄の4発白星リスタート

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FWリオネル・メッシとマッチアップするMF久保建英

[6.13 リーガ・エスパニョーラ第28節 マジョルカ0-4バルセロナ]

 リーガ・エスパニョーラは13日、再開初戦となる第28節を行い、MF久保建英所属のマジョルカバルセロナが対戦した。右サイドで先発した久保は前半からシュート3本を放つなど大きな存在感を放ったが、効果的な攻撃を見せたバルセロナが4-0で完勝。2位レアル・マドリーとの優勝争いを優位に進めるリスタートとなった。

 3か月ぶりに再開を迎えたリーガ・エスパニョーラ。久保は決勝点を挙げた中断前3月8日のエイバル戦(○2-1)に続き、4試合連続の先発出場を果たした。バルセロナは右足内転筋の負傷で出場が危ぶまれていたFWリオネル・メッシが先発し、右膝半月板の損傷で長期離脱していたFWルイス・スアレスが5か月ぶりにベンチ入りした。

 試合は前半2分、バルセロナが早くもスコアを動かした。右サイドで久保とのマッチアップを制したMFフレンキー・デ・ヨングが左サイドにボールを渡し、DFジョルディ・アルバが左足でのクロスを供給。これに2列目から飛び込んでいったMFアルトゥーロ・ビダルが頭で合わせ、キックオフからのワンプレーで先制点を奪った。

 その後もバルセロナがボールを持ち続けたが、前半8分には久保が初めて攻撃の局面でプレーに関与。小刻みなドリブルから右足でクロスを試みたが、ニアのディフェンスに阻まれた。また9分にも久保は右サイドでドリブルをしかけ、今後は右足でフェイントをかけつつ左足でクロス。今後はボールがゴール前に転がったが、味方との息が合わなかった。

 久保は前半16分、自身のドリブル突破で得た右CKを蹴ったが、インスイングのボールはGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンの正面。それでも22分、MFダニ・ロドリゲスとの連携から対面のDFジョルディ・アルバをドリブルでかわすと、ゴール左隅を狙った強烈なカットインシュートを放つ。だが、テア・シュテーゲンのビッグセーブに阻まれた。

 その後もマジョルカの時間が続いて前半28分、久保のクロスが流れたところからダニ・ロドリゲスが惜しいシュート。さらに跳ね返りを久保が狙ったが、テア・シュテーゲンの正面に飛んだ。31分にはゴール正面でFKを獲得。これまでキッカーを務めていたMFサルバ・セビージャではなく、久保が強烈なキックで狙うも、ボールはGKの手を弾くにとどまった。

 ところが前半37分、次に得点を重ねたのもバルセロナだった。マジョルカはまたも右サイドからの侵入を許すと、デ・ヨングとメッシが頭でつないだボールはFWマーティン・ブライスワイトのもとへ。今冬に特例措置による移籍で加わったストライカーはダイレクトでネットに叩き込み、大きな追加点を奪った。

 2点差で迎えたハーフタイムにはマジョルカがMFラゴ・ジュニオール、バルセロナがMFイバン・ラキティッチを起用。立ち上がりはマジョルカは主導権を握り、2分には久保のスルーパスに抜け出したダニ・ロドリゲスがFWアンテ・ブディミルが合わせたが、ダイレクトシュートは惜しくも枠を外れた。

 後半9分には、無観客試合のはずが乱入者が現れる事態が起き、思わぬ中断に選手たちが苦笑いを浮かべる場面も。バルセロナは12分、FWアントワーヌ・グリーズマンに代えてスアレスを投入。14分にはメッシのスルーパスにフリーで抜け出したブライスワイトが狙ったが、GKマヌエル・レイナが身を挺して防いだ。

 中盤の底にMFイドリス・ババを入れて攻撃姿勢を強めるマジョルカに対し、バルセロナは後半26分にDFネウソン・セメドとMFアルトゥールを投入。すると34分、バルセロナはメッシがダイレクトで浮き球スルーパスを出し、これにオフサイドギリギリで反応したJ・アルバが落ち着いて決め、3点目のリードを奪った。

 3点差がついたことでマジョルカのビセンテ・モレノ監督はブディミルとセビージャの中心選手を下げ、中2日で迎える次節ビジャレアル戦を意識した起用を敢行。するとバルセロナは後半アディショナルタイム、メッシが仕上げの4点目。試合はそのまま終了し、バルセロナが4ゴール完勝で首位を守り、降格圏18位のマジョルカは残留圏内浮上を逃した。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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