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“3人抜き”鎌田大地に指揮官「スラロームドライバー」同僚「ジャパニーズメッシ!」

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華麗な3人抜きを見せたMF鎌田大地

 フランクフルトMF鎌田大地はブンデスリーガ第31節のヘルタ・ベルリン戦で、華麗な3人抜きから決勝ゴールをアシストした。クラブ公式サイトによるとアディ・ヒュッター監督が試合後、「大地の素晴らしいドリブルはオーストリアのスラロームドライバーのようだった。あのゴールは月間ベストゴールに値する」と名指しで絶賛したようだ。

 1-1で迎えた後半17分、鎌田の個人技から試合が動いた。ペナルティエリア左からドリブルで中央に切り込むと、さらに寄せてきた2人を一気にかわしてPA内深くに侵入。そこから左足で中央に折り返し、FWアンドレ・シウバのヒールシュートを導いた。チームはここから2点を追加し、4-1での快勝を収めた。

 鎌田は5月28日に行われた第28節のフライブルク戦(△3-3)以来、過密日程の中でも5試合連続で先発出場中。フライブルク戦で連敗脱出につながるゴール、第29節ボルフスブルク戦(○2-1)の決勝ゴールと、残留争いに飲み込まれそうなチームを何度も救ってきた。チームはこの日の勝利で9位に浮上し、上位フィニッシュも見えてきた。

 鎌田は試合後、公式サイトを通じて「ただやっただけ。ドリブルは自分の強みなのでうまくやれた。アンドレとあのようにやれて良かった。彼のフィニッシュが素晴らしかった」と落ち着いたコメント。一方、インスタグラム(@kamadadaichi)の投稿にはチームメートから次々に称賛の言葉が贈られ、MFフィリプ・コスティッチは「ブラボー!魔術師!」、MFシュテファン・イルザンカーは「ジャパニーズメッシ!」と称えている。

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