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クロップが英政府のコロナ対策を批判「スポーツマンとして本心は言いたくないが…」

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リバプールユルゲン・クロップ監督

 リバプールユルゲン・クロップ監督は、イギリス政府の新型コロナウイルスに対する政策を批判している。

 世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス。イギリスでは感染者数が計30万人を超え、死者も4万人以上と深刻な被害を受けている。クロップ監督の母国ドイツと比較すると、感染者は10万人、死者は3万人以上も多い数だ。

 クロップ監督は「スポーツに関わる人間として、この状況について本当に考えていることは言いたくない。パンドラの箱を開けるようなものだ」とし、「政府が我々の(プレミアリーグ)タイトルを犠牲にするのか、なんて1秒も心配していなかった。私は今も亡くなった人の数を心配している」と語りつつ、意見を表明している。

「私はこの政府に投票しなかった。これが弁明。イタリアやフランスのパンデミックの状況は正確には知らないが、イギリスとドイツは正確に分かる。宇宙人から見れば、我々は違う惑星だと思うんじゃないかな」

「他の国では5~6週間前からマスクをつけていたのに、なぜ6月15日まで待って閉鎖された場所でマスクをつけ始めたのか。私には分からない。着用する意味について議論の余地はあるが……イギリスより早く着用し始めた国は死者数が少ない。これが真実だ」

「ドイツではマスクをしていないと店に入れない。だがイギリスのガソリンスタンドに行くと、マスクと手袋姿なのは私だけ。宇宙人みたいな気分だが、誰かに『もういいよ』と言われるまでやめるつもりはない」

「ドイツにいる家族は、ここでは想像もつかないような普通の暮らしを送っている。今でもレストランで素敵な夜を過ごせるし、マスクをして出入りするだけ。難しいことではないと思う。ドイツも完璧ではないけど、自分の人生を送れるという点で全く違う」

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